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一気に4本差つけられた大谷翔平、逆転キングは可能か 9月の大爆発に不可欠の「ヒリヒリ」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が勝負の終盤戦を迎える。チームは現在、77勝57敗でナ・リーグ西地区首位。2年連続のワールドシリーズ制覇も望める位置につける。そして個人成績でも、3年連続の本塁打キングを争っている。28日(日本時間29日)にフィリーズのカイル・シュワーバー外野手が1試合4発と大爆発し突き放されたものの、逆転キングは可能なのか。終盤の傾向から見てみたい。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

シュワーバー1試合4発で2位に後退…残り28試合で何が起こる?

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が勝負の終盤戦を迎える。チームは現在、77勝57敗でナ・リーグ西地区首位。2年連続のワールドシリーズ制覇も望める位置につける。そして個人成績でも、3年連続の本塁打キングを争っている。28日(日本時間29日)にフィリーズのカイル・シュワーバー外野手が1試合4発と大爆発し突き放されたものの、逆転キングは可能なのか。終盤の傾向から見てみたい。

 大谷は27日(日本時間28日)のレッズ戦を終え、45本でナ・リーグ本塁打王争いのトップに並んでいた。ライバルはシュワーバー。そして大谷は試合がなかった28日(同29日)、シュワーバーはブレーブス戦で大リーグタイ記録となる1試合4発の大爆発を見せ、一気に差をつけられた。

 逆転キングは可能なのか。9月の成績で見ると大谷は昨季、打率.393、10本塁打という驚異的な成績で大リーグ史上初の「50本塁打&50盗塁」へ追い込みをかけた。ただ2023年は右ひじ故障のため試合出場が3試合しかなく、2022年は打率こそ.313ながら本塁打は4本。2021年が.241、3本と、決して毎年好成績を残しているわけではない。

 では昨季、なぜここまで数字を伸ばせたかといえば、大谷がかねてから口にしていた「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」という夢がかなったからではないだろうか。ポストシーズンに一度も進出できなかったエンゼルス時代は、秋風吹くスタンドを前に試合をしていた。それが昨季はパドレスとの熾烈な優勝争いに身を置き、自身の成績も伸ばした。今季も、地区首位に立っているとはいえ2位パドレスとは2ゲーム差。自身の成績を伸ばせる要素になるだろう。

 ただ、ライバルとなるシュワーバーも、秋に大爆発するシーズンが続いている。昨年9月は打率.293、10本塁打。2023年も.242、10本塁打と終盤の追い込みが目立っている。1試合4発はその前触れか。9月15日~17日(同16~18日)には、ドジャースタジアムでフィリーズとの3連戦が待つ。バットだけでなく、投手・大谷の登板があればシュワーバーとの直接対決にも注目が集まりそうだ。

(THE ANSWER編集部)


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