「1つ疑問なんですが…」 敵地実況席を絶望させる大谷翔平 「彼は異常」交錯する称賛と沈黙
米大リーグのドジャースは15日(日本時間16日)から27日(同28日)までの13連戦を9勝4敗で終えた。大谷翔平投手は2本塁打にとどまったが、敵地実況席を何度もうならせた。

13連戦で大谷は2本塁打
米大リーグのドジャースは15日(日本時間16日)から27日(同28日)までの13連戦を9勝4敗で終えた。大谷翔平投手は2本塁打にとどまったが、敵地実況席を何度もうならせた。
18日(同19日)の敵地ロッキーズ戦。大谷は2回の第2打席に恐怖の打球を放った。打球速度106.5マイル(約171.3キロ)のセンター返し。頭部を襲われた相手投手は、転がりながら回避。遊撃手を強襲しセンター前へ抜けていった。
MLB公式のロッキーズ地元中継で実況を務めたドリュー・グッドマン氏は「オウ、なんてことだ」と伝え、「1つ言えることは、まだ2回ですが彼(大谷)に打たれるような球は投げたくないですね。彼は異常ですからね」と続けた。解説のライアン・スピルボーグス氏も「これは本当に恐ろしい106マイルだ」と話していた。
19日(同20日)の同カードでは、第2打席に44号。角度19度という低弾道のライナーが、フェンスを越えてブルペンに飛び込んだ。
MLB公式のロッキーズ地元中継も驚きを隠せない。実況のグッドマン氏は「1つ疑問なんですが、彼はそれほどまでに高く打ったでしょうか? それでもとても速い打球でした」とコメント。解説のスピルボーグス氏からも、「打球角度は19度。そして打球速度は116マイルだ。メジャーリーグのユニホームを着た中で史上最高の選手を目撃している」と称賛が口をついた。
首位攻防戦でも存在感を見せつけた。24日(同25日)の敵地パドレス戦では、9回にダメ押しの45号。松井裕樹投手の速球を粉砕した。
MLB公式のパドレス地元中継では、大谷が打った瞬間に解説のトニー・グウィンJr.氏が、思わず「うぅ」と漏らすほど。実況のドン・オルシーロ氏も「大谷の45号です」と淡々と伝え、その後15秒間沈黙した。
グウィンJr.氏は「パドレスはこのシリーズ中ずっとオオタニに対して高めのストレートで攻めていた。速い球速で空振りを取れていたが、マツイはそうはいかなかった」と分析。「オオタニにとってこのシリーズ初安打となりました」と伝えていた。
この本塁打の後、大谷はヤジり続けていたパドレスファンとまさかのハイタッチ。異例の光景も大きな話題となった。
(THE ANSWER編集部)
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