大谷翔平に抱いた“違和感”の正体…米記者も驚く「23/87」 見慣れぬ投球が生んだ749日ぶり白星
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたレッズ戦に先発登板し5回を2安打1失点。チームも5-1で勝利し、実に約2年ぶりの白星を挙げた。快投の中で、米国の識者が口々につぶやいた“違和感”がある。その正体とは。

レッズ戦で5回2安打1失点、2023年8月以来の白星
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたレッズ戦に先発登板し5回を2安打1失点。チームも5-1で勝利し、実に約2年ぶりの白星を挙げた。快投の中で、米国の識者が口々につぶやいた“違和感”がある。その正体とは。
大谷の白星は、エンゼルス時代の2023年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来、749日ぶり。この日は初回に2奪三振の好スタート。2回には2四球と2つの暴投で1死二、三塁のピンチを背負ったが、ヘイズとマクレーンから連続三振を奪い無失点で切り抜けた。3回1死、マルテに浴びたソロが唯一の失点。その後も5回を投げ終えて降板するまでに、今季最多の9奪三振を記録した。
この快投の中で注目されたのが、投球の組み立て方だ。大リーグの統計サイト「ベースボール・サバント」によると、投じた87球のうちカーブが23球を占めた。実に26パーセントにのぼり、4シームの直球を15球しか投げていないのとは対照的だ。前回登板まで、今季カーブの投球割合は10.2パーセントにすぎなかった。
米国の記者はこの“違和感”を、次々にXでつぶやいた。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「今季最多87球を要したが、ショウヘイ・オオタニが今季初めて5回を投げ切った。成績:2安打1失点、9奪三振2四球。より多くの球種を使って成功した」。また「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「私が見てきた中で、彼のカーブでは最高のデキだ」とキレに驚いた。
米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は「ショウヘイ・オオタニは8月6日の今季8度目の登板までカーブを一度も投げなかった。その後の3登板でも計11球しか投げていない。4回を終えた時点で、オオタニは17球のカーブを投げている。そのうち4球がストライクに」とし、曲がりながらストライクゾーンを出ていく変化だけでなく、高目から曲げて見逃しストライクを奪っているのにも驚いている。
(THE ANSWER編集部)
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