甲子園、敗者の行動に「涙止まらん」 視聴者を感動させたスポーツマンシップ「見たこと無い」
高校野球の第107回全国選手権は23日まで、甲子園球場で熱戦が繰り広げられた。沖縄尚学(沖縄)の優勝で幕を閉じたこの大会では、敗者側の“礼儀”にも注目が集まった。「涙止まらん」「最高すぎるよ!」と高校野球ファンを感動させている。

夏の甲子園が閉幕
高校野球の第107回全国選手権は23日まで、甲子園球場で熱戦が繰り広げられた。沖縄尚学(沖縄)の優勝で幕を閉じたこの大会では、敗者側の“礼儀”にも注目が集まった。「涙止まらん」「最高すぎるよ!」と高校野球ファンを感動させている。
17日に行われた3回戦。延長11回の末、沖縄尚学(沖縄)に3-5で敗れた仙台育英(宮城)の須江監督は、試合後に引き揚げる沖縄尚学ナインを拍手で見送った。「優勝だよ!」「優勝、優勝」「ありがとう」と声をかける指揮官に感動の声が広がった。
ネット上では「グッドルーザーの姿勢を須江監督が体現している」「勝者を称える須江監督かっこよかったな」「あんなに声かけて拍手する監督見たこと無いわ」「須江監督ってすごいな」「須江監督人格者すぎる」と賛辞の声が続出していた。
19日の準々決勝では前回覇者の京都国際(京都)が山梨学院(山梨)に、4-11で敗北。エースの西村一毅(3年)は試合後の整列後、健闘を称えるように山梨学院の選手たちと言葉をかわした。さらに球場から相手選手たちが去っていく姿を見つめていた場面では、監督の後ろで佇み拍手で見送るシーンもあった。
テレビ中継で映った西村のスポーツマンシップは、ネット上で話題に。「拍手して見送る西村くんに涙止まらん」「ずっと拍手してる。素晴らしいな」「拍手で見送る西村くんの姿、立派です」「悔しいだろうに、相手に拍手を贈れる人間性まですばらしい…」と感動の声であふれていた。
23日の決勝では、日大三(西東京)が1-3で沖縄尚学(沖縄)に敗れた。試合後、日大三ナインは自校応援団に頭を下げると、三塁側の沖縄尚学のアルプス席にも一礼。異例の行動にスタンドからは大歓声が起こった。さらにネット裏に向けても頭を下げ、応援に感謝した。
この行動にはX上のファンからも賛辞が殺到。「全方向に挨拶する日大三高最高すぎるよ!」「日大三高が負けても甲子園全員に挨拶してて泣いた」「最後に相手応援団とバックネット方向にも挨拶してたのグッときた」「昼からおじさん泣かせんなよ」などと書き込まれていた。
敗れても相手を称えるスポーツマンシップが、多くの感動を呼んでいた。
(THE ANSWER編集部)
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