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金星まであと一歩も「実力の差は歴然だった」 強豪PSGに敗戦、ジークスター東京・佐藤監督の悔恨とチームの課題【ハンドボール】

ハンドボール男子の国際親善試合が19日、東京・代々木第一体育館で行われ、リーグHのジークスター東京がフランスリーグ11連覇中の強豪パリ・サンジェルマン(PSG)に35-36で敗れた。ジークスターは勝利を目指して前半を20-20で折り返し、後半も接戦に持ち込んだが、あと一歩届かなかった。PSGは20日、同会場で日本代表と対戦する。

PSG戦に出場したジークスター東京の伊禮雅太【写真:中戸川知世】
PSG戦に出場したジークスター東京の伊禮雅太【写真:中戸川知世】

パリ・サンジェルマンと国際親善試合

 ハンドボール男子の国際親善試合が19日、東京・代々木第一体育館で行われ、リーグHのジークスター東京がフランスリーグ11連覇中の強豪パリ・サンジェルマン(PSG)に35-36で敗れた。ジークスターは勝利を目指して前半を20-20で折り返し、後半も接戦に持ち込んだが、あと一歩届かなかった。PSGは20日、同会場で日本代表と対戦する。

 残り時間1分、CB伊禮雅太(いれい・うた)が相手ディフェンスの高い壁をスピードでこじあけた。「死ぬ気で打った」シュートが決まり35-36と1点差。スタンドを埋めたファン7939人のボルテージが、勝利を期待して一気に上がる。「ジーク」コールも響いた。

 残り時間わずか、PSGのパスをカットしてターンオーバー。速攻から前線のRB中村翼にパスが通った。大声援を浴びながらノーマークで放ったシュートは相手GKがセーブして決まらず。相手ボールとなって残り13秒、金星はもちろん、大健闘の引き分けも手からこぼれ落ちた。

 「悔しいです」。佐藤智仁監督は、心からの声を絞り出した。初対戦だった一昨年は27-36と大敗、昨年の29-31は勝敗が決まった終盤に何とか2点差まで詰める完敗だった。「昨年までは試合後に『大きかった』『強かった』とその差に驚くだけだったが、今回は本気で勝ちにいった結果なので」と悔しそうに言った。

 9月に始まる新シーズンでリーグH初優勝を目指すとともに「PSG戦にも照準を合わせた」と佐藤監督。映像を分析し、対戦を想定した練習も積んだ。それでも、試合中2点差をつけることは1度もできず、最後には力尽きた。全力で勝利を目指したジークスターに対し、PSGは10日後のシーズン開幕を見据えてメンバーを入れ替え、戦術を変えながらプレー。「実力の差は歴然だった」と佐藤監督は振り返った。

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