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敗れた王者の振る舞いに賛辞殺到「人間性が素晴らしい」 試合後にエースと監督が「涙止まらん」

第107回全国高校野球選手権は19日、甲子園球場で第13日目の準々決勝が行われ、第1試合では前回大会優勝の京都国際(京都)が山梨学院(山梨)と対戦し、4-11で敗れた。熱戦が繰り広げられた後の球場では、勝者を称える選手と監督の姿が注目の的に。昨季優勝校の振る舞いへ賛辞が相次いだ。

山梨学院に敗れ涙を流す京都国際ナイン【写真:産経新聞社】
山梨学院に敗れ涙を流す京都国際ナイン【写真:産経新聞社】

夏の甲子園・準々決勝

 第107回全国高校野球選手権は19日、甲子園球場で第13日目の準々決勝が行われ、第1試合では前回大会優勝の京都国際(京都)が山梨学院(山梨)と対戦し、4-11で敗れた。熱戦が繰り広げられた後の球場では、勝者を称える選手と監督の姿が注目の的に。昨季優勝校の振る舞いへ賛辞が相次いだ。

 負けても美しかった。

 試合後の整列後、健闘を称えるように山梨学院の選手たちと言葉をかわしたのは、6回10安打9失点でマウンドを降りたエース西村一毅(3年)。その後、ベンチ前では相手選手がグラウンドから去っていくところを拍手で見届ける姿があり、ネット上では「悔しいだろうに、相手に拍手を贈れる人間性まですばらしい…」「西村くんに涙止まらん」と、敬意に喝采が寄せられた。

 この場面では小牧憲継監督の行動にもファンの視線が集中。挨拶しながらその場から引き揚げていく山梨学院の選手に対し、1人1人に「頑張れよ」と声がけ。テレビ中継で映ると、ファンからは「負けたけどいい監督だな」「敗れても“しっかりやれよ”と声を掛ける姿は立派だな」などの賛辞が相次いで寄せられていた。

 史上7校目の大会連覇は叶わなかった京都国際だが、前回大会優勝校として臨んだ今大会、グラウンド上でのプレーはもちろん、相手を敬う行動でもファンを魅了していた。

(THE ANSWER編集部)


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