第107回全国高校野球選手権

　第107回全国高校野球選手権は19日、甲子園球場で第13日目の準々決勝が行われ、第1試合では前回大会優勝の京都国際（京都）が山梨学院（山梨）と対戦し、4-11で敗れた。連覇を逃した中で、ネット上では試合後のある光景が話題に。勝者を称えた小牧憲継監督の姿が「立派だな」「いい監督」とファンの注目を浴びている。

　1人1人にエールを送った。ベンチ前で佇み、球場から引き揚げる山梨学院の選手たちを見届けていた小牧監督。挨拶しながらその場を後にしていく相手選手に対して、敬意を示すように「頑張れよ」と声をかける光景があった。

　テレビ中継で実際の場面が映ると、ネット上ではファンから喝采が寄せられていた。

「負けたけどいい監督だな」
「京都国際監督も選手も優しいな 山梨学院の監督や選手に頑張れと声かけてる！」
「みんなに頑張れって声掛けててえらい」
「敗れても“しっかりやれよ”と声を掛ける姿は立派だな」
「京都国際の監督も人が良さそう」

　この場面では、6回10安打9失点でマウンドを降りたエース西村一毅（3年）も拍手で相手選手を見送る様子があり、X上では「山梨学院の選手達を拍手で見送る西村くんの姿、立派です」「悔しいだろうに、相手に拍手を贈れる人間性まですばらしい…」との賛辞が続々。礼儀正しい振る舞いに熱視線が注がれていた。