12歳が投じた“体感172キロ”の剛速球 台湾右腕に米誌驚愕「火を噴くよう」「チャンスなし」
米ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われているリトルリーグ・ワールドシリーズで、台湾の投手が記録した剛球が注目を集めている。投本間の距離を大リーグのグラウンドに換算すると、実に時速107マイル(172.2キロ)に達する剛速球で、打者はお手上げ状態だ。

リトルリーグの時速132キロ、成人のグラウンドなら172キロに相当
米ペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われているリトルリーグ・ワールドシリーズで、台湾の投手が記録した剛球が注目を集めている。投本間の距離を大リーグのグラウンドに換算すると、実に時速107マイル(172.2キロ)に達する剛速球で、打者はお手上げ状態だ。
この1球は、14日(日本時間15日)に行われた台北(台湾)とチワワ(メキシコ)の試合で生まれた。米スポーツ総合誌「スポーツ・イラストレイテッド」が「リトルリーグ・ワールドシリーズで12歳の投手が汗一つかかずに時速82マイルを出した」という記事を掲載している。
記事は、台北の12歳右腕リン・チンツェが「木曜日の登板でレーダーガンを点灯させ、時速80マイルを超える投球を連続で見せた」と伝えた。米スポーツ専門局「ESPN」の放送によると、最速で時速82マイル(約132キロ)に達し、これはMLB投手の時速107マイル(約172.2キロ)に相当するという。
この換算は「マウンドとプレートの距離が異なるため」だ。リトルリーグ・ワールドシリーズの投本間が46フィート(約14メートル)離れているのに対し、MLBでは60.6フィート(18.44メートル)。記事は「リトルリーグの打者が時速82マイルの投球に反応する時間は、MLB選手が時速107マイルの速球に反応する時間と同等になる」と伝えた。長身右腕が投げたボールを、打者はなす術なく空振りしている。
記事はこの投球を「火を噴くような」と表現。「打者たちはほぼチャンスはなかった。時速82マイルの速球を2球続けて投げ、放送席を驚かせていた」「これはかなりの速球で、彼は試合を通して圧倒した」と驚きをつづっている。試合は台北が3-0でチワワに快勝した。
(THE ANSWER編集部)
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