本拠パイレーツ戦

　米大リーグ、カブスの鈴木誠也外野手が15日（日本時間16日）、本拠パイレーツ戦に「2番・右翼」で先発出場し、4打数1安打。8回の第4打席では際どいストライク判定で見逃し三振に倒れ、現地実況席から嘆きの声が漏れた。

　8回の第4打席、鈴木はパイレーツ3番手のマットソンと対峙。カウント2-2から内角高めのボールを見逃した。

　あくまで目安だが、中継で示されるデジタル表示のゾーンからは外れていた球は、まさかのストライク。審判のコールに驚くように跳ねた鈴木は呆然とした表情でベンチに戻った。

　米イリノイ州地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」で実況を務めたジョン・シアンビ氏からは、「ストライクゾーンに入っていない投球で三振を取られました」と嘆きの声が漏れる。

　同局で解説のライアン・デンプスター氏も「これは絶対にストライクゾーンに入っていない。およそ6インチ（約15.2センチ）はストライクゾーンの上だ。こういった緊迫した試合ではもっと良い判定をしなければならない」と厳しく指摘した。