元イングランド代表FWが直接FK弾で沸かせる

　米メジャーリーグサッカー（MLS）、DCユナイテッドの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーのスーパーゴールが話題を呼んでいる。ほとんど角度のない、コーナーポスト付近からのフリーキック（FK）を直接放り込むシーンを、リーグは公式ツイッターで「とんでもないプレー」と称賛し、動画付きで公開。ファンにも「信じられない」などと反響が広がっている。

　ルーニーの右足はまだまだ健在だ。3月31日（日本時間4月1日）のオーランド・シティとの一戦。前半30分、左コーナーポスト近くからのFK。角度にすると5度程度、相手もまさか直接狙ってくるとは思わなかったか。キッカーのルーニーの前の壁は1枚だけだった。

　助走をつけたルーニーの足から放たれた一撃は、美しく弧を描き、ゴール前で急激に沈む。懸命に手を伸ばすGKの頭上を抜き、そのままゴールに吸い込まれた。チームメートと抱き合って喜ぶルーニー。リードを2点に広げる千金の直接FK弾だった。

　MLSは「ルーニーのとんでもないプレー」と絶賛をつづり、動画を公開。ファンからも「信じられない」「他にこれができるやつはいるか」「最高のイングランド人選手」「ルーニーのこのようなプレーを見られるのは素晴らしい。エバートンの後引退してもおかしくなかったけれど、彼はサッカーを愛している」「ルーニーがMLSを牛耳っている」などと拍手が送られている。

　チームは開幕から4試合で3勝1分と好調。ルーニー自身もすでに4ゴールと絶好調だ。衰えぬ右足で牽引している。