テニスデビュー戦完敗、マルディーニが“引退宣言” ファン惜別「頑張れ、パオロ!!」
「数学と文学の試験を受けているよう」な異例の挑戦に終止符 「現実に戻る」
2009年の引退から8年。動画では、現役時代に名DFとして鳴らしたマルディーニがオレンジ色のシャツを着て、ダブルスの後衛で正確なレシーブを打つ姿が収められている。サッカーからテニス、別のプロ競技に挑戦するのは超異例のことだが、マルディーニは試合後の会見でその難しさを「数学と文学の試験を受けているようだ」と語り、体にも少なからず反動があったことを明かしたという。
「最初のポイントを取った時に、筋肉を伸ばしてしまって、少し違和感があった。冗談ではないよ。筋肉系に問題を抱えていたけど、何ともないフリをしていたんだ」
マルディーニも自身の公式インスタグラムを更新し、「ATPチャレンジャーでの試合は素晴らしい経験だった」と投稿。テニスコート上で、オレンジのシャツと白いパンツのテニスウェアをまとい、ランドニオとともに笑顔で試合前の記念撮影をしている画像を掲載したが、メッセージには「最初(そして最後)のプレー。もう現実に戻るよ」と、これを最後にキャリアに終止符を打つことを伝えた。
突然の“引退宣言”を受け、ファンから思い思いのコメントが寄せられている。
「頑張れ、パオロ!!」
「ザ・テニスプレーヤー」
「私のヒーロー」
「フットボールに戻ってくれ」
「偉大なキャプテン!!」
「カッコイイ、クールだ」
「NO1…永遠に」
イタリアサッカー界で愛され続けたレジェンドは、今なおファンのハートを掴んで離さないようだ。