ボクシング元世界王者・重岡優大が現役引退を表明「後悔はありません」 弟は開頭手術で入院中の銀次朗「あいつの心の炎を消さないよう支えています」「ここからが本当の勝負」
ボクシング前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(ワタナベ)が現役引退を表明。自身のインスタグラムで報告した。前IBF世界ミニマム級王者の弟・銀次朗は5月のタイトルマッチ後に救急搬送。「急性右硬膜下血腫」で緊急の開頭手術を受け、現在は地元・熊本の病院に転院し、治療を受けている。

インスタグラムで報告
ボクシング前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(ワタナベ)が現役引退を表明。自身のインスタグラムで報告した。前IBF世界ミニマム級王者の弟・銀次朗は5月のタイトルマッチ後に救急搬送。「急性右硬膜下血腫」で緊急の開頭手術を受け、現在は地元・熊本の病院に転院し、治療を受けている。
優大は、「先日、弟・銀次朗が熊本の病院に転院しました。そして今日、俺・優大はボクシング引退を決意しました」と報告。銀次朗が救急搬送された国立病院大阪医療センターについて、「先生方、看護師の皆さんのおかげで銀次朗は今も生きています。本当に感謝しています。命の恩人です。銀が元気になったら、必ず2人で挨拶に行きます」と感謝を記した。
銀次朗は現在、「1日3時間・3種類のリハビリに挑戦中」だという。「『諦めるなよ、頑張れよ』と毎日声をかけ、あいつの心の炎を消さないよう支えています」とし、「6歳から共に格闘技を始め、これまで2人で数えきれない壁を乗り越えてきました。銀がいたから、俺はここまで来れた。銀の夢は大きく、まだまだ夢半ばでしたが、これからの人生を彩るのは兄である俺の役目だと思っています」とつづった。
「銀には、ボクシングをやってきたことを後悔してほしくない。そこで出会った人たち、経験した全てが財産だから。今でも銀を心配してくださる方々から、毎日メッセージが届きます」と明かした優大。「これから『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが俺の新しい夢です。着々と計画は進んでいます。そのために俺も引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だろ」と決断理由を説明した。
優大は、「継続は力を胸に、新しい道で銀と一緒に花を咲かせます。引退しますが、これからも重岡兄弟の生き様を見ていてくれたら嬉しいです。今までたくさんの応援、本当にありがとうございました」とし、「みんな、絶対また会おうぜ」と投稿を締めくくった。
(THE ANSWER編集部)
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