今永昇太への疑惑の目、あのペドロ・マルティネスが擁護「説明させてくれ」 実演交え問題なし強調
米大リーグでは2021年から不正投球の取り締まり強化のため、イニング間などに審判が投手のグラブなどを検査している。5日(日本時間6日)の本拠地レッズ戦で疑いの目を向けられたのが、カブスの今永昇太投手だ。塁審から入念に両手をチェックされる場面が話題に。メジャー通算219勝の殿堂入り右腕は「多くの人は分かっていない」と実演も交えながら今永を擁護している。

粘着物質の使用を疑いに実演解説
米大リーグでは2021年から不正投球の取り締まり強化のため、イニング間などに審判が投手のグラブなどを検査している。5日(日本時間6日)の本拠地レッズ戦で疑いの目を向けられたのが、カブスの今永昇太投手だ。塁審から入念に両手をチェックされる場面が話題に。メジャー通算219勝の殿堂入り右腕は「多くの人は分かっていない」と実演も交えながら今永を擁護している。
初回を3者凡退に抑えた今永がベンチに戻ろうとすると、三塁塁審のCB・バックナー氏に呼び止められた。両手を入念に確認される場面が敵地放送局の中継でも話題に。「CB・バックナーは洗い流すように言っているようです」と注目された。今永は結局そのまま続投し、6回1/3を投げ、3安打7奪三振1失点と好投。だがチームは1-5で敗れ、勝ち負けはつかなかった。
この場面にX上で「説明させてくれ」と名乗り出たのは通算219勝の殿堂入り右腕ペドロ・マルティネス氏。3度のサイ・ヤング賞、5度の最優秀防御率、投手3冠など錚々たる実績を誇るレジェンドだ。「ロジンと汗が混ざると、自然な粘着性がでる。そしてボールをこすればこするほど、指は粘り気を増すんだ。多くの人はそれが分かっていない」と記し、番組で実演しながら解説する動画も公開した。
動画の中でマルティネス氏は「イマナガはここで松ヤニ、じゃなくてロジンバッグを使っていたのだろう」とし、実際にロジンバッグを取り出した。「こうやって指をこすり合わせると……こんな音がしてくる。指から出ている音だよ。これを止めると、ほら。指はネバネバしている」と禁止されていないロジンを使うだけで粘着性が出ることをカメラに向かって示した。
特に暑く、湿度が高い日には粘着性が増すと説明。「一度もピッチャーをしたことがない審判は、ロジンをつけてボールをつかむとどうなるか理解に苦しむことがあるようだ。指に粘着物質がついていると勘違いしてしまう場合もあるみたいだが、違う。ロジンなんだよ。でも、暑くて湿度が高い日はこういうことが起こり得る」とあくまでロジンによる粘り気だったと主張していた。
(THE ANSWER編集部)
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