「今は大谷翔平の時代」 離れたエンゼルス放送局、敵軍となっても示す異例の敬意「違うんです」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地エンゼルス戦に「1番・DH」で先発し、42号ソロを含む3打数1安打1打点。チームは4-7で敗れた。今季レギュラーシーズンでは初の古巣エンゼルスタジアムでの試合。ユニホームの色が変わった背番号「17」に、エンゼルスの放送局は異例といえる敬意を示していた。

敵地エンゼルス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地エンゼルス戦に「1番・DH」で先発し、42号ソロを含む3打数1安打1打点。チームは4-7で敗れた。今季レギュラーシーズンでは初の古巣エンゼルスタジアムでの試合。ユニホームの色が変わった背番号「17」に、エンゼルスの放送局は異例といえる敬意を示していた。
3回の第2打席、懐かしの解説者が大谷への敬意を口にした。米カリフォルニア州地元放送局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・ウェスト」で解説を務めるマーク・グビザ氏は「彼が打席に立つたびに、私が比較できるのは現役時代に一緒だったボー・ジャクソンだけです」と切り出した。MLBとNFLの2競技で球宴に出場したマルチアスリートと、投打二刀流で活躍する大谷の姿を重ねた。
同局の中継では「エンゼルスでの実に素晴らしい6シーズン」と題し、大谷の数々の偉業が画面に表示された。「2018年ア・リーグ新人王」「3度の球宴出場、2度のシルバースラッガー賞」「2021年と23年に満票でのア・リーグMVP」「2023年44本でア・リーグ本塁打王」と並んだ錚々たる功績に、実況のウェイン・ランダッゾ氏も「エンゼルス史上最高の選手の1人です」と敬意を示した。
ランダッゾ氏は続けて「ドジャースでもそうなるでしょうし、1年半ですでにそうなっているとも言えるでしょう。オオタニがフィールドに立つと、違うんです」と抜群の存在感を強調。「今は彼の時代です。90年代半ばはケン・グリフィーJr.の時代でした。大昔にはミッキー・マントルの時代、ベーブ・ルースの時代がありました。今はショウヘイの時代です」と熱弁した。
グビザ氏も頷く中、ランダッゾ氏はさらに「今の時代、今のこの球界で、アーロン・ジャッジは素晴らしいですし、(マイク)トラウトの時代も間違いなくありましたが、今はショウヘイの時代です」と繰り返し、敵軍になっても大谷を称え続けた。
(THE ANSWER編集部)
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