張本Vの裏で…中国メディア懸念「大規模に敗北」 世界ランク1位も振るわず「王だけに頼るべきではない」【WTTチャンピオンズ横浜】
卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の最終日が11日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同2位の王楚欽(中国)に4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。世界王者を撃破して、チャンピオンズ3年ぶりの優勝を掴んだ。中国男子は今大会、4強入りしたのは王のみ。中国メディアは「中国男子卓球チームが大規模に敗北する例は決して珍しいものではなくなっている」と憂えている。

WTTチャンピオンズ横浜
卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の最終日が11日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同2位の王楚欽(中国)に4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。世界王者を撃破して、チャンピオンズ3年ぶりの優勝を掴んだ。中国男子は今大会、4強入りしたのは王のみ。中国メディアは「中国男子卓球チームが大規模に敗北する例は決して珍しいものではなくなっている」と憂えている。
張本は第1ゲームを逆転で奪取すると、第2ゲームは2-2からの5連続得点などで圧倒。第3ゲームも11-8で王手をかけた。その後、王の反撃を許して2ゲームを落とし、第6ゲームは足の異変を訴えてメディカルタイムアウトも取った。それでも怒涛の攻撃で世界王者を撃破。優勝後はユニホームを脱ぎ、観客に掲げて歓喜した。
中国メディア「澎湃新聞」はこの試合を受け「中国卓球、張本智和に敗れて2位に甘んじる。王楚欽一人にすべてを背負わせるべきではない」との見出しで記事を掲載した。
今大会、中国男子は5人が派遣されたが、4強入りしたのは王ただ一人。世界ランク1位の林詩棟はチウ・ダン(ドイツ)に敗れて2回戦で姿を消し、準々決勝では同9位の向鵬が張本に敗れた。記事では「王楚欽だけに頼るべきではない」「とりわけ林詩棟の敗戦は非常に残念であった」などと、王以外に奮闘がなかったことを指摘した。
さらに「今回のように、中国男子卓球チームが大規模に敗北する例は決して珍しいものではなくなっている。7月に行われたUSスマッシュでも中国男子卓球チームの戦績は振るわなかった。若手からベテランに至るまで、様々な負け方で敗退している」とも記された。
同メディアは、USスマッシュで優勝した王楚欽が「ほっとしている。ようやくこの大会が終わって、これで少し休むことができる。今回の大会は、自分のエネルギーも気持ちも前の試合ほど盛り上がることはなかった」とコメントしていたことにも懸念を示し「多くの大会が続く中、中国男子卓球チームは王楚欽ばかりに重責を担わせていてはならない」と繰り返していた。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











