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張本智和が歓喜のV! 世界王者の中国・王楚欽を4-2撃破「信じられない」 3年ぶりチャンピオンズ制覇の快挙「思い切ってやるしかないと思っていた」

卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の最終日が11日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同2位の王楚欽(中国)に4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。世界王者を撃破して、チャンピオンズ3年ぶりの優勝を掴んだ。

WTTチャンピオンズ横浜で優勝した張本智和【写真:中戸川知世】
WTTチャンピオンズ横浜で優勝した張本智和【写真:中戸川知世】

WTTチャンピオンズ横浜

 卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の最終日が11日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同2位の王楚欽(中国)に4-2(11-9、11-5、11-8、9-11、11-13、11-4)で勝利。世界王者を撃破して、チャンピオンズ3年ぶりの優勝を掴んだ。

 日本のエースが世界王者に立ち向かった。7月のUSスマッシュで0-4完敗を喫するなど難攻不落の強敵だったが、自国開催の大舞台で撃破。22年7月以来、3年ぶりとなるチャンピオンズのタイトルをつかんだ。

 中盤までリードを許した第1ゲームを逆転で奪取すると、第2ゲームは2-2からの5連続得点などで奪った。第3ゲームも奪って王手をかけたが、第4ゲームで決めきれず。第5ゲームも11-13で落とした。

 第6ゲーム、張本は4-2リードの場面で足の異変を訴え、メディカルタイムアウト。外国人トレーナーから右足、左足の順にマッサージを受けた。再開後に奮起。怒涛の攻撃で世界王者の反撃を封じ、頂に駆けあがった。優勝後はユニホームを脱ぎ、観客に掲げて歓喜した。

 熱いプレーで、横浜のファンを沸かせた張本はコートインタビューで「もうほんとに信じられないです。みなさんありがとうございます!」と感謝。「彼とは2勝12敗で、思い切ってやるしかないと思っていた。2週間前も0-4で(敗れて)、どうやって勝てばいいかずっと悩んでいたけど、監督、コーチがいろんな作戦を考えてくれて。みなさんのコーチ陣の努力のおかげ。最後に僕はプレーしただけ」とも語った。

 地元開催の大会で頂点に立ち、「僕の優勝というよりは横浜、日本のみなさんの優勝だと思う。みなさんで今日の優勝を楽しみたい。おめでとうございます! ありがとうございます!」と喜びの声を上げ、歓声を浴びていた。

 ▼WTTチャンピオンズ 21年に始まったワールドテーブルテニス(WTT)の大会カテゴリーの1つ。チャンピオンズはグランドスマッシュ、ファイナルズに次ぐ格付けとなっている。日本勢では22年7月のブダペスト大会を男子の張本智和、24年10月のモンペリエ大会を女子の大藤沙月が制した。

(THE ANSWER編集部)


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