「許せない」 張本智和、妹・美和戦のメディカルタイムアウトに苦言「疑われてもおかしくない」 妹にはエール「己を強くするしか」
卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の第4日が10日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子準々決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同9位の向鵬(中国)をゲームカウント4-2(11-13、11-6、7-11、11-7、11-6、13-11)で撃破し、最終日11日の準決勝に駒を進めた。試合後の囲み取材では、妹・美和の敗戦に言及。「言いたいのは1つだけ。己を強くするしかない」とエールを送った。

WTTチャンピオンズ横浜
卓球でシングルスのナンバーワンを決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」の第4日が10日、横浜市の横浜BUNTAIで行われた。男子準々決勝で世界ランク4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同9位の向鵬(中国)をゲームカウント4-2(11-13、11-6、7-11、11-7、11-6、13-11)で撃破し、最終日11日の準決勝に駒を進めた。試合後の囲み取材では、妹・美和の敗戦に言及。「言いたいのは1つだけ。己を強くするしかない」とエールを送った。
張本は試合後、自身の脚が「ちょっとつりかけていた」とした上で、「今日はできるだけメディカルは使いたくなかった」と話した。「続けますか、続けないですか? 続けさせてもらいたい」。妹・美和を思うからこそ、自ら切り出した。
美和と早田ひなの試合は日本人同士の試合のため、両選手のベンチにコーチは入らなかった。最終ゲームで左腕の不調を訴えた早田が、メディカルタイムアウト。1回戦では早田のコーチとしてベンチに入っていた、岡雄介トレーナーがマッサージを施した。10分近い中断で、美和は一人で体を動かすなど試合に備えた。
試合後の美和は涙。早田のメディカルタイムアウトには理解を示した上で、「すごく疑問なのは、大会の方ではなく日本チームの自分のコーチが治療したこと。アドバイスだってできるかもしれない」とコメント。「審判から説明がなく、聞いたけれどちゃんとした答えが返ってこなかった」と大会側の対応にも不満を漏らしていた。
兄は「妹に言いたいのは1つだけ。己を強くするしかない。ルールは守ってくれないし。終わって言っても、野球も誤審があったりいろいろある」とした上で、「乗り越えてこそ真のチャンピオン。相手は何でもしてくるので。まあ安い授業料だと思う。世界卓球、五輪じゃないので。今回で学べるならそれはプラスになる」と話した。
波紋を広げた一戦はホテルで中継を見ていた。「メディカル兼コーチかもしれないので。あそこはナショナルチームの中立したマッサーがやるべきと思いますし、もし何も会話してなかったとしても疑われてもおかしくない。お父さんが美和のマッサージしているようなものなので、それは認められない。してなかったと言おうが妹は疑念のまま試合を続けていたと思うので、そこは言い訳だと思う。それは許せないと思う」と語気を強めていた。
(THE ANSWER編集部)
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