イチローに英語を「たまに訂正されます(笑)」 通訳が明かした苦悩と誇り「簡単な仕事ではないが…」
米大リーグのマリナーズは8日(日本時間9日)からの本拠地レイズ3連戦を「イチロー殿堂入りウィークエンド」とし、日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(会長付特別補佐兼インストラクター)を祝福するイベントを開催する。この日の試合前には長年通訳を務めるアラン・ターナー氏が始球式に登場。米放送局のインタビューでイチロー氏との思い出などを語っている。

米放送局のインタビューに登場
米大リーグのマリナーズは8日(日本時間9日)からの本拠地レイズ3連戦を「イチロー殿堂入りウィークエンド」とし、日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(会長付特別補佐兼インストラクター)を祝福するイベントを開催する。この日の試合前には長年通訳を務めるアラン・ターナー氏が始球式に登場。米放送局のインタビューでイチロー氏との思い出などを語っている。
マリナーズの試合を中継する米ワシントン州地元放送局「ルート・スポーツ」の試合前番組でインタビューに応じたターナー氏。現役時代からイチロー氏の通訳を務めてきたが、「彼の気持ちをしっかり伝えられるように意識しています。一言一句そのままというわけではありませんが、イチローが伝えようとしていることがちゃんとファンに届くように努めています」と仕事上の意識を明かした。
インタビュアーから「それはプレッシャーになりませんか? イチローはとても思慮深い人ですから」と尋ねられると、「その通りです。彼は自分の言葉にとても気を使う人。簡単な仕事でないのは間違いありません」と回答。「しかし、私はとても誇りに思っています」と即座に胸を張った。
イチロー氏から「まさにそれが私の言いたかったこと」と通訳を褒められることはあるか、という質問には「『私が言いたかったのはこうだよ』と言われることはありますね。たまに訂正されます」と苦笑い。「彼は(英語を)かなり理解していますからね。私はベストを尽くすようにしています」と通訳としての悩みも打ち明けた。
長年イチロー氏と行動を共にしてきたターナー氏。「彼はとてもポジティブで、誰よりも努力する人。だから、一緒にいるだけでより良い人間になれるんです。選手の時から見てきて、彼は今も同じことを続けている。おかげで私も人として成長できました」と感謝の言葉も残した。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











