WTTチャンピオンズ横浜で聞いた「卓球トップ選手が見た日本」

　卓球のシングルスNo.1を決める国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」が7日、横浜BUNTAIで開幕し、熱戦は11日まで続く。世界から集まったトップ選手に今回プレーする日本の印象や魅力を聞いた。今回は女子のアドリアーナ・ディアス（プエルトリコ）。

　世界ランク21位のディアスが8日の女子シングルス1回戦で、同2位の王曼昱（中国）に果敢に挑んだ。第2ゲームを11-5で奪う奮闘。相手の強打をロビングで何度もしのいで長いラリーに持ち込み、観客を沸かせるシーンもあった。

　1-3で初戦敗退。「ここのホールは本当に気に入ったわ。ファンはとても素晴らしい。気に入っていたから、ヨコハマでもうプレーできないのは悲しいわ」と話した。

　23-24年シーズンはTリーグの京都カグヤライズでプレー。「Tリーグは本当に素晴らしい経験だった。チームの一員になれて本当に幸せだったの。日本にいた間は楽しくて、たくさんのことを学べたわ」と振り返る。

　日本とプエルトリコは「雰囲気が別物よ」と言う。「日本人はとても穏やかで、自分自身に集中しているわ。プエルトリコ人はパーティー好きで大声で話すことが多いから（笑）」と続けた。

　日本で驚いたことを問われると「特に印象に残っているのは、道路がとてもきれいなこと。何もかもが素敵よ。ファミリーマートも大好き。プエルトリコとは全然違うの」と話した。特に道路については「何もかも違うわ。全てが整理整頓されている」と説明した。

　好きな日本食に焼肉、ラーメン、たい焼きを挙げた24歳。「たこ焼きは好きじゃないかな。たこが好きじゃないから」と明かしていた。