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苦悩ベッツを支えたフリーマンの人間性「大好きなんだ」 大谷は復活打を真っ先に祝福…「25-0」から脱出

米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は、長いスランプからようやく1本を放った。25打席ノーヒットだったが、5日(日本時間6日)のカージナルス戦で久しぶりの安打。さらにもう2本重ねて猛打賞。試合後には同僚のフレディ・フリーマン内野手との友情を明かしていた。

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

26打席ぶりHから猛打賞

 米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は、長いスランプからようやく1本を放った。25打席ノーヒットだったが、5日(日本時間6日)のカージナルス戦で久しぶりの安打。さらにもう2本重ねて猛打賞。試合後には同僚のフレディ・フリーマン内野手との友情を明かしていた。

 待望の1本だった。2-2の3回無死、マイコラスの変化球を捉えると左翼線へ二塁打。連続ノーヒットをついに止めた。さらに5回に左前打、9回にもセンター前に弾き返し1試合3安打とした。

 ベッツは不振と戦っていた。7月中旬には「2番」から「1番」に打順変更。デーブ・ロバーツ監督は「キャリアを通じて慣れ親しんできた打順に置くことで、『とにかく出塁する』というマインドセットに入ってくれると思ったんだ」と狙いを話していた。

 それでも調子の上がらないベッツ。米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」では「可能なことはすべてやっている。一日中打撃練習をしている。試合後も打っているし、朝早くからケージでも練習している。他に何をすればいいのか本当にわからない。答えが見つけられないんだ」と苦悩する様子が報じられていた。

 ただ、そんな状況でもファンは温かかった。4日(同5日)の本拠地カージナルス戦、ベッツが打席に入ると客席のファンはスタンディングオベーションで大声援。苦しむ男を鼓舞していた。

 そして、ようやく見えた復調の3安打。試合後の囲み取材では同僚のフリーマンに感謝を伝えた。「フレディがいてくれて本当に良かった。フレディがどんな人なのか、彼が何をしてきたか、俺たちみんなが知っている。一緒に日々切磋琢磨している人と話ができるのは良いことだ」。さらに「彼はいつもそこにいて、俺を支えてくれるし、色々相談する。いつも俺のためにそこにいてくれて、俺はそういうところが大好きなんだ」と人間性を絶賛した。

 また、大谷はこの日の試合後、インスタグラムのストーリー機能でベッツの活躍を記した球団投稿をいの一番に引用し投稿していた。

 現在はベッツは打率.236、11本、48打点、OPSは.670の成績。2年連続世界一を目指すチームにとってベッツのさらなる復活は不可欠になる。

(THE ANSWER編集部)


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