高校総体サッカー男子は神村学園が初V

　高校サッカーのインターハイは、7月26日から8日間、福島県で熱戦が繰り広げられ、鹿児島代表の神村学園が夏冬通じて全国大会初優勝を果たした。優勝後、同校はロッカールームのホワイトボードに、施設への感謝のメッセージを記してスタジアムを去ると、ファンから「心遣いに感動した」「心温まるなぁ」と称賛が集まっている。

　王者に相応しい振る舞いだった。決勝戦などを開催したJヴィレッジの公式Xとインスタグラムは「優勝した神村学園がJヴィレッジスタジアムのロッカールームに、温かいメッセージを残してくださいました」と記して、写真を投稿。写真内には「大会運営ありがとうございました。大変お世話になりました。神村学園高等部男子サッカー部一同」と、感謝の言葉がつづられている。

　同校のリスペクトを感じる行為に、Jヴィレッジの職員も感動した様子。それぞれのSNSで「インターハイ優勝　全国制覇おめでとうございます　施設もきれいにご利用いただき、ありがとうございました　またJヴィレッジでお会いできることを楽しみにしています」と続けて、お祝いのメッセージを返している。

　このやりとりには、ファンから次々にコメントが集まっている。

「サッカーが強いだけじゃなくて人としても成長するのが、真の部活ですね」
「優勝に相応しい振る舞い　天晴れ」
「全国大会へ出場したチームはもちろん、全国のサッカー選手が持つべき心」
「学生さんの心遣いに感動した」
「大会運営者サイドに対し“感謝の気持ち”を言葉で表し書き残すこと……素晴らしいチーム」
「心温まるなぁ」
「ピッチ内とピッチ外は繋がっている」
「神村学園のRESPECT精神。本当に優勝おめでとう」

　カタールW杯では、日本代表がロッカールームを綺麗に片付け、お礼のメッセージを残した事が世界中で話題となった。その精神を受け継ぐようなインハイ優勝校の振る舞いに「サムライブルーみたいで素晴らしい」といった声もあった。