インスタグラムのストーリーで激白

　卓球男子のエース・張本智和（トヨタ自動車）が4日、自身のインスタグラムでTリーグの独自ルールに疑問の声を上げた。アスリートがリーグに対して一石を投じるのは、相当の勇気が必要。22歳が覚悟の投稿に至った理由を考察する。

　強い言葉が並んでいた。

　今季は岡山リベッツでプレーしている張本は4日、自身のインスタグラムのストーリー機能を更新。「そろそろ限界です」。団体戦を構成するシングルス3試合、ダブルス1試合の各試合の最終ゲームは6-6から開始、5試合目のビクトリーマッチにもつれこんだ場合は1ゲームで決着、原則としてデュースはなし、などのTリーグ独自ルールを疑問視した。

「お客さんを楽しませることも大切ですが、それと同じくらい選手にも配慮があるリーグであってほしい。普通の試合がしたいだけです」「世界最高峰のリーグを作りたいのに、世界最高峰の選手たちだけに不利なルールでどうするんですか」

　他にも、独自ルールの影響でトップ選手に勝った選手が抱いてしまう満足感に言及。「海外で勝つための努力をしなくなっている。もしかしたらこのTリーグルールが本当に苦しめているのはトップ選手たちではなく、他の選手たちなのかもしれません」とつづった。