AIG全英女子オープン

　女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦、AIG全英女子オープンが現地3日、ウェールズのロイヤル・ポースコールGC（6580ヤード、パー72）で開催された。単独首位で出た山下美夢有（みゆう、花王）が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーで優勝。2019年の渋野日向子（サントリー）以来、日本勢2人目の全英女王となった。ホールアウト後、感極まったシーンが英国ゴルフ協会公式YouTubeチャンネルでも公開されていた。

　ウィニングパットを沈めた後、両手を突き上げて涙が込み上げてきたような表情も見せた山下。その後、日本勢から手荒い祝福を受けた際には笑顔も見せたが、再び涙があふれるシーンがあった。父・勝臣さんら家族とハグ。一番近くで支えてくれた人たちと喜びを分かち合い、感情があふれ出た。

「ようやった」と声を掛けられ、両手で目元をぬぐいながら歩く山下。関係者から温かい拍手は絶えなかった。コメント欄には「寝不足になってしまったけど、久しぶりにいいものを見せてもらいました」「先ずは本人の努力も勿論ですが、家族の支えがあっての偉業と思います」「いいご家族で最高ですね」などと書き込まれていた。