男子800メートルでU18世界新記録が誕生

　米国陸上で驚きの記録が誕生した。3日にオレゴン州ユージーンで行われた全米屋外選手権。男子800メートルで16歳のクーパー・ルッケンハウスがU18世界新記録を樹立。海外の陸上ファンからは「最もクレイジーな偉業だ」「これは驚いた！」などと反響が集まっている。

　16歳が衝撃のタイムを叩き出した。最後の1周を7番手で迎えたルッケンハウス。ハイペースの中、第3コーナーでじりじりと順位を上げると、ホームストレートで前を猛追。ゴールライン直前で3人を抜き去り、2位でフィニッシュした。1分42秒27のU18世界記録を樹立。自身も驚く歴史的なタイムで、場内も騒然となった。

　米放送局「NBCオリンピック＆パラリンピック」公式Xは「高校生のクーパー・ルッケンハウスが1分42秒27でU18世界記録を更新して2位！」と題して動画を公開。海外ファンからは驚きのコメントが集まっている。

「ルッケンハウスは16歳で世界選手権のチームに入った天才だ」
「まだ16歳なのに、ルッケンハウスの信じられない走り！　ワオ！」
「今まで見た高校生のスポーツの中で最もクレイジーな偉業だ」
「この世のものとは思えない。16歳の若者が1分42秒27?!!?　最近の子供たちは何を食べているんだ？！」
「これは驚いた！」

　日本では7月に行われた陸上インターハイ男子100メートルで、16歳の清水空跳（星稜2年）がU18世界記録となる10秒00（追い風1.7メートル）を記録し、世界を驚かせた。若きランナーたちの活躍に目が離せない。