全英女子オープン最終日

　女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦、AIG全英女子オープンが現地3日、ウェールズのロイヤル・ポースコールGC（6748ヤード、パー72）で開催された。最終日、ミミ・ローズ（英国）が衝撃的なホールインワンを達成。「信じられないわ」と本人も驚きを隠せなかった。

　まさかの結末だった。5番パー3。ローズの第1打は見事にグリーンを捉え、そのままカップへ……と、次の瞬間だ。グリーン上にあった同伴競技者のステファニー・キリアコウ（オーストラリア）のボールに接触。軌道が変わり、そのままカップに吸い込まれた。ローズは信じられない様子でハイタッチを交わしていた。

　英紙「ザ・ガーディアン」は「ミミ・ローズ、女子オープンで衝撃のホールインワンを達成」との見出しで記事を掲載。「入るとは予想していなくて、ティーを拾っていたら、皆が騒いでいるのが聞こえたから何かが起こったと思ったの」とローズのコメントを紹介した。

　キリアコウのボールがなければ、ホールインワンにはなっていなかったであろう一打。「グリーンまで歩いたら、ボールがカップに入っていたの。ビデオを見るまでステフ（キリアコウ）のボールに当たったなんて思いもしなかった。信じられないわ」と本人も予想外の展開に驚きを隠せないでいた。

　ローズは最終日の前半を1イーグル、1バーディー、2ボギーで回ったものの、後半に失速。通算1アンダーの19位タイでフィニッシュしている。