全英女子オープン、首位の山下を猛追する韓国キム・アリム

　女子プロゴルフの海外女子メジャー今季最終戦、AIG全英女子オープンの優勝争いが“日韓対決”となり、韓国メディアがヒートアップしている。現地2日の3日目を終えて、山下美夢有（花王）が通算9アンダーで首位、韓国のキム・アリムが1打差で追うという展開だ。

　ウェールズのロイヤル・ポースコールGC（6748ヤード、パー72）で行われているこの大会。3日目の山下は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としたものの首位をキープした。一方、8打差の7位から出たキム・アリムは5バーディーの67で回り、2位に急浮上した。

　29歳のキム・アリムは2020年の全米女子オープン覇者。今季も開幕戦のヒルトン・グランドバケーションズトーナメントを制するなど、米ツアー通算3勝の実力者だ。

　韓国メディア「ゴルフダイジェスト」は「メジャー韓日戦を予告！　キム・アリムが山下と優勝争い」という記事を掲載している。「キム・アリムがヤマシタを破って、AIG女子オープン（総賞金975万ドル）で優勝を狙う」「合計8アンダーを記録し、単独2位に名前を上げた。トップのヤマシタとは1打しか差がない」と急展開を伝えている。

　また展開について「ニュースピム」は「キム・アリム、ボギーなしの5アンダー…日本選手はガラガラ崩れた」と伝えている。山下と竹田麗央（ヤマエグループHD）について「最後の組で出たヤマシタとタケダは、日本ゴルフ界の大きな関心の中で緊張したようにミスを連発した」と報じた。

　また、米ツアーへの本格参戦は今季からとなる山下への関心も高まっている様子で「ゴルフ韓国」は「今年米女子プロゴルフツアーに飛び込んだ新人たちの活躍が、最後のメジャー大会となるAIG女子オープンまで続く雰囲気だ」と伝え「ヤマシタは平均ドライバー飛距離が145位（247.12ヤード）で長打を飛ばすタイプではないが。精巧なショートゲームで勝負するタイプだ」と伝えている。