今週はオープンウィーク

　国内女子ゴルフは7月27日まで行われた大東建託・いい部屋ネットレディスを終え、今週はオープンウィークになっている。前半戦では、個性豊かな選手たちのウェアもファンの視線を集めた。

　3月の開幕戦ダイキンオーキッドレディス。入谷響があとわずかで快挙という仰天の一打を放った。495ヤードの18番パー5、振り抜いた第2打はグリーンに着弾。この瞬間、ギャラリーはどよめき、カップの30センチほど右を転がり、ピン奥のカラーでストップした。いきなり魅せた1打にネット上のファンも「うわぁー　もうちょっとでアルバトロス」と沸いていた。入谷は6月のニチレイレディスで早くも1勝目を挙げた。

　5月のメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯。都玲華は8位の好成績を収めた。最終日の最終18番パー5ではバーディーパットを見事に沈めて、思わず喜びを露わに。カップから拾い上げたボールを自分の顔に当ててしまうお茶目なシーンも見られた。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式Xが動画を公開すると、ファンを「こんなん一気にファンになってしまう」「何回も観ちゃう」と虜にしていた。都は7月の明治安田レディスでも6位フィニッシュした。

　7月の資生堂・JALレディス。気温30度に達する暑さだったが、数十メートルはありそうな長蛇の列が出来ていた。先頭にいたのは、ラウンドを終えた吉田鈴。日傘を差してもらいながらサイン対応し、ファンの声掛けにも笑顔を見せ、一人ひとり丁寧にペンを走らせた。JLPGA公式Xが映像を公開すると、ファンから「鈴ちゃんの人気凄い」「鈴ちゃんやっぱり大人気」と注目されていた。吉田はここまでメルセデス・ランキング58位としている。

　青木香奈子は4月にステップ・アップ・ツアーの大王海運レディスオープンで初優勝。ラウンド外では、JLPGAの人気企画でファンを虜にした。アイアンでボールをリフティングし、その間に出された質問に答えていくチャレンジ。開始直後からバランスを崩した青木は「あ、あ、ちょっと待って！ちょっと待って！」と大慌て。結局ボールは転げ落ち、開始1秒で質問に答えることなくチャレンジは終了し赤面した。これには周囲のスタッフも笑いをこらえきれなかった。

　合格率3％台のプロテストをくぐり抜けたルーキーたち。後半戦はどんな活躍を見せるか。来週は8日から北海道meijiカップが北海道・札幌国際CC島松C（6642ヤード、パー72）で行われる。