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大谷翔平、敵地で生んだ“異様な光景” 中継に映った同僚の配慮…解説が漏らした本音「去ってくれて嬉しい」

米大リーグ・ドジャースは7月30日(日本時間31日)のレッズ戦で敵地6連戦を終えた。大谷翔平は投手として最終戦に登板して3回0/3を投げ5安打2失点。打者としては6試合合計で25打数5安打、打率.200、3打点、1本塁打だった。対戦の少ないア・リーグ球団の本拠地にも登場したことで、大谷やドジャースへの注目度は高かった。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

敵地6連戦が終了

 米大リーグ・ドジャースは7月30日(日本時間31日)のレッズ戦で敵地6連戦を終えた。大谷翔平は投手として最終戦に登板して3回0/3を投げ5安打2失点。打者としては6試合合計で25打数5安打、打率.200、3打点、1本塁打だった。対戦の少ないア・リーグ球団の本拠地にも登場したことで、大谷やドジャースへの注目度は高かった。

 レッドソックスとの第2戦が行われた7月26日(同27日)。米マサチューセッツ州の地元ラジオ局「WEEI 93.7FM」でデジタルプロデューサーなどを務めるトム・キャロル氏は、アレックス・コーラ監督の会見映像を自身のXに投稿した。指揮官は「正直に言って、まるでドジャースタジアムのようだった。あんなにも多くの対戦相手のファンが球場に集まるのを見たことがない。異様だった」と敵ファンの多さに驚いていた。

 米国内でも屈指の人気を誇るドジャース。さらに、敵地であっても大谷のユニホームを着たファンを見るのはドジャース戦では決して珍しいことではない。それでも、コーラ監督は「彼らのファンは遠征によく行く。それにしても歓声が大きかった。本当に大きかった。このような状況は見たことがないよ」と衝撃を隠せない様子。「彼らを褒めるべきだね」とファンの熱心さを称えていた。

 レッドソックスとの最終戦が行われた7月27日(同28日)では、思わず解説の本音が漏れた。この試合を中継した米マサチューセッツ州地元局「ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク」の実況席では、「彼が今日(ボストンから)去ってくれて嬉しいよ。彼の打席は本当に楽しめなかった」とボソりと呟いた。

 大谷はこの試合前までの直近7戦で6本塁打を放つなど好調。前日のレッドソックス戦でも中越えに豪快な38号をかっ飛ばしていた。第4打席でも「もし歩かせてもいいなら、もう歩かせてしまいましょう」「彼は怖すぎますよ」と語られるほど。米放送でもなかなか聞けないコメントだった。

 7月30日(同31日)のレッズ戦では、大谷が投打二刀流で出場。「ABEMA」の中継では、大谷だから生まれた同僚の“気遣い”が映っていた。大谷は4回先頭で打席に立った。マウンドで投げているところから、あっという間に切り替えなければならない状況。それを心得てか、大谷が身につける打撃用手袋、ヘルメット、防具を、バットボーイがベンチの手すりに並べて準備していた。

 実況は「大谷がすぐマウンドから打席に向かうから、バットボーイの彼がこんなに準備してくれているんですね」と称賛。解説を務めたマック鈴木氏は、以前のナ・リーグにはDH制度がなかったことを指摘しつつ、「いくらバッティングが良くても、二刀流なんて想像もできなかった。そこを確立したのがすごいですよね」と、大谷を称えていた。

 敵地6連戦を3勝3敗で終えたドジャース。8月1日(同2日)から再び敵地でレイズとの3連戦に臨む。

(THE ANSWER編集部)


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