ライナーをもろに受け転倒したポーセロ、その後まさかの行動に

　米大リーグで投手の頭部にボールが直撃するアクシデントが発生。レッドソックスの右腕リック・ポーセロがライナーをもろに頭に受け、周囲をヒヤリとさせたが、すぐに立ち上がったポーセロは逆に自身の機転で周りを爆笑させた。アクシデントを笑いに変えるシーンの一部始終を、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」のスペイン語版が映像で公開している。

　周囲は思わず息をのんだに違いない。25日（日本時間26日）のカブスとのオープン戦。2回2死走者なしの場面で、先発ポーセロはカブスのウィルソン・コントレラスの打球を側頭部にもろに受けた。打球はそのまま中前へ抜けるほどの強烈なライナーだった。

　頭を押さえ倒れ込むポーセロ。アクシデントかと場内は静まり返ったが、右腕はすぐに立ち上がった。周囲には心配するチームメートとアレックス・コーラ監督、トレーナーのブラッド・ピアソンが集まったが、ピアソントレーナーが患部を確認しようとしたその瞬間だ。

　ポーセロは急に「ワッ」と叫び声を上げたのだ。これには思わず周囲も爆笑。自身の振る舞いで安心させ、この後も続投したポーセロは4回で2失点の内容だった。

　ボストンの地元ケーブル局「NESN」電子版では「ウィルソン・コントレラスから放たれた強烈なライナーはリック・ポーセロのユーモアのセンスをなくすことはできなかったようだ」とレポートしている。