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ドジャース、サイ・ヤング右腕へのトレード交渉を米報道 「それは理解できる」意外な先発補強の動きのワケは

米大リーグのトレード期限が迫る中、ドジャースが意外な動きに出ていると米国の記者が報じている。リリーフの補強が必須だと見られる中、先発投手獲得の交渉テーブルに着いたというのだ。さらに獲得候補は、過去にサイ・ヤング賞にも輝いたガーディアンズの超大物、シェーン・ビーバーだという。

ガーディアンズのシェーン・ビーバー【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
ガーディアンズのシェーン・ビーバー【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

2020年に投手三冠、サイ・ヤング賞のシェーン・ビーバー獲得も?

 米大リーグのトレード期限が迫る中、ドジャースが意外な動きに出ていると米国の記者が報じている。リリーフの補強が必須だと見られる中、先発投手獲得の交渉テーブルに着いたというのだ。さらに獲得候補は、過去にサイ・ヤング賞にも輝いたガーディアンズの超大物、シェーン・ビーバーだという。

 大リーグ専門局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は30日(日本時間31日)、自身のXで「ドジャースとガーディアンズは、(カリフォルニア州)ラグナヒルズ高校出身の元ア・リーグのサイ・ヤング賞投手、シェーン・ビーバーについて交渉した」と報じた。リリーフ投手や外野手の獲得を目指しているとの報道があふれる中で、意外な展開だった。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」もこの動きについて「ジャースは既にショウヘイ・オオタニ、タイラー・グラスノー、ヨシノブ・ヤマモト、ブレイク・スネルといった強力な先発陣に加え、多くの有力な投手陣を擁しており、彼の獲得にはやや疑問が湧くだろう」と伝えている。

 ただ、この2年間の流れを考えると、先発投手の補強もありえるのだという。「今年初めに怪我人が続出し、先発ローテーションをフルに組むのに苦労した。昨シーズンのプレーオフでも同じ失敗を重ねた今、ワールドシリーズ連覇を目指すポストシーズンに向けて、さらに最高級の投手を獲得し、戦力を強化しようと決断したとしても、それは理解できる」と続けている。

 30歳のビーバーは新型コロナ禍による短縮シーズンとなった2020年には8勝1敗、防御率1.63、122奪三振の成績で最多勝と最優秀防御率、最多奪三振の三冠、さらにサイ・ヤング賞にも輝いた。昨春にトミー・ジョン手術を受け、今季はメジャー登板なし。マイナーリーグで計4試合のリハビリ登板を行い、11回1/3を投げ防御率1.63、21個の三振を奪っている。

 今年のトレード期限は米東部時間で31日の午後6時(日本時間8月1日午前7時)。大リーグでは文字通り期限ギリギリまで交渉が行われる。果たして驚きの移籍はあるのか。

(THE ANSWER編集部)


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