逆転弾の横浜・奥村頼人、2打席連発の裏にあった魔法の言葉「あの伝令がなかったら打てていない」
第107回全国高校野球選手権の神奈川大会は26日、横浜スタジアムで準決勝を行い、今春の選抜甲子園で優勝した横浜が立花学園に4-3で逆転勝ち。5年連続の決勝進出を決めた。序盤0-3とリードを許したが、4番打者の奥村頼人(3年)が2本塁打。中盤一気に逆転し、1998年以来となる春夏連覇へ夢をつないだ。

準々決勝に続く逆転劇…エースで4番が感謝するベンチと仲間の行動
第107回全国高校野球選手権の神奈川大会は26日、横浜スタジアムで準決勝を行い、今春の選抜甲子園で優勝した横浜が立花学園に4-3で逆転勝ち。5年連続の決勝進出を決めた。序盤0-3とリードを許したが、4番打者の奥村頼人(3年)が2本塁打。中盤一気に逆転し、1998年以来となる春夏連覇へ夢をつないだ。
奥村頼は0-3の4回、先頭で打席に入り中堅バックスクリーンへソロを叩きこんだ。さらに5回には2死一、三塁から右翼席へこの試合2本目となる3ラン本塁打。4-3と逆転した。9回には1死三塁のピンチでマウンドへ。三振と三ゴロでしのぎ、チームを勝利に導いた。一人舞台と言っていい大活躍だった。
試合後、中継したTVKのインタビューで奥村頼は本塁打の打席を「先日の試合(準々決勝)でみんなに助けてもらったので、チームが苦しい状況だったので自分が助ける番だと思って思いっきり振り抜きました」と振り返った。平塚学園との準々決勝では先発登板し、1回2/3を3失点で降板していた。
この日も追いかける立場になったチームの空気を「先日の試合を活かして、最後まであきらめないってことを学んだので、どんな展開になっても気を抜かず、最後まで戦い続けることができたのでああいう結果になったと思います」と説明。追う立場になっても動揺はなかったようだ。
2打席連続本塁打と、打撃で最高の結果を残し「伝令に『勝負を決めるのはきょうはお前だ』と言われたので、そこで自信を持って振り抜くことができました。あの伝令がなかったら自分は打てていないと思うので、伝令を送ってくださった監督だったり、伝令をしにきてくれた奥村凌大くんにすごく感謝しています」と周囲が作ってくれた舞台に感謝していた。
(THE ANSWER編集部)
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