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大谷翔平だから起きた“異常現象” 大ブーイング浴びた「10年に一度」の敵将采配…データ上あり得ない一発には元選手さえ困惑

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、23日(日本時間24日)までの6連戦で特大のインパクトを残した。19日(同20日)のブルワーズ戦から5戦連続ホームランを記録。球場を沸かせた中で生まれたのが数々の“異常現象”だ。凄みを改めて見せつけた場面を振り返る。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

6連戦で残した特大なインパクト

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、23日(日本時間24日)までの6連戦で特大のインパクトを残した。19日(同20日)のブルワーズ戦から5戦連続ホームランを記録。球場を沸かせた中で生まれたのが数々の“異常現象”だ。凄みを改めて見せつけた場面を振り返る。

「2番・DH兼投手」で先発した21日(同22日)の本拠地ツインズ戦、米記者も思わず目を丸くしたのが、マウンドを降りた直後に生まれた特大弾だった。

 初回のマウンドで先頭打者ソロ本塁打を被弾。ただその裏、打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離441フィート(約134.4メートル)の強烈なライナーを中堅バックスクリーンへ叩きこんだ。35号2ランで、初回の失点を自らのバットで取り返した。

 二刀流の大谷だから可能な場面に、米専門メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マケイン記者も驚愕。自身のXに「ショウヘイ・オオタニは、この惑星でこれをできる唯一の人物だ」と、その異常ぶりに脚光を当てていた。

 22日(同23日)の一戦では、米実況席も唖然となる一撃が飛び出した。

 9回2死三塁の第5打席で、ツインズ守護神デュランと対戦。カウント1-1から外角低めへ逃げながら落ちるボールを捉えると、打球は左中間席へ。打球速度107.5マイル(約173キロ)、飛距離405フィート(約123.4メートル)の36号2ランになった。

 100.1マイル(約161.1キロ)の剛速球を本塁打にした大谷。大リーグの記録統計サイト「ベースボール・サバント」によると、デュランがキャリアで投じた100マイル以上のスプリットはこれまでフライになったことすらない球。データ上では“あり得ない”はずの本塁打だった。

 実況席も困惑した。米ミネソタ州放送局「ツインズ.TV」の解説で、元MLB選手のトレバー・プルーフ氏は「この球をバレルに打ちあげるなんてできない、ましてや観客席に向かって時速107マイルの打球を放つなんて……」「この男は非現実的だ」と仰天するしかなかった。

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