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ブルペン崩壊寸前のドジャース トレード期限前の戦略とは? 米敏腕記者が注目する補強候補

首脳陣が語る決断基準とチームへの信頼

 では、首脳陣は現状をどのように分析しているのだろうか。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「トレード期限まで残り9日、ドジャースの補強優先事項とは」との見出しで、ドジャース番ファビアン・アルダヤ記者の署名記事を現地時間23日に掲載。「ドジャースは今後数日のうちにブルペンの補強に動くと広く予想されており、それはタナー・スコットが月曜の登板で左前腕の違和感を訴えて降板する以前から明白なことだった」と報じた。

 同メディアによれば、ゼネラルマネージャー(GM)のブランドン・ゴームズ氏は「これから数日間の結果や状況を見ながら判断していくが、現時点では“追加戦力が必要”という我々のスタンスは変わっていない」と明言。補強方針は一貫しており、「重要な場面で起用できる選手のために必要なトレードがあるなら、我々はそれを実行する」とデーブ・ロバーツ監督も語った。

 さらにゴームズ氏は「今後のチーム作りにとって理にかなうピースがあるなら、我々は必要だと判断したときにはトレードを恐れず実行してきた」としたうえで、「今後も評価を続けるつもりだ。今後1週間から10日間の展開を見守りたい」と語ったという。

 また、同GMは現チームへの自信も口にしており、「長期的に見れば、162試合を戦うシーズン全体、そしてポストシーズンでどうなるかという視点で見たとき、このチームは本当に才能にあふれているし、昨年ワールドシリーズを制したチームよりも優れていると私は言える」と自信を示した。

 首脳陣の言葉通り、ドジャースのチーム力には依然として高い信頼が寄せられている。だが、短期決戦となるポストシーズンに向けた綿密な再構築は必要との見方が強い。崩れかけたブルペンをどのように立て直すのか。答えが出るのは、間もなく迎えるトレード期限のあとだ。

(THE ANSWER編集部)

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