敵軍ロッカーで名手語る「大谷はまだ2球種の男」それでも「依然、脅威だ」 投手で完全復活前にコレア認定
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)まで行われたツインズとの本拠地3連戦で、打者としては全試合でホームランを放った。投手としても21日(同22日)の第1戦で先発登板。初回に先頭打者弾を浴びながらも3回4安打1失点、3奪三振と好投。エンゼルス時代の投球を知る強敵は「投手・大谷」の復活をどう見ているのか。アストロズ所属時に対戦しているツインズのカルロス・コレア内野手に聞いた。

ツインズの名手コレアが投手・大谷を語る
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)まで行われたツインズとの本拠地3連戦で、打者としては全試合でホームランを放った。投手としても21日(同22日)の第1戦で先発登板。初回に先頭打者弾を浴びながらも3回4安打1失点、3奪三振と好投。エンゼルス時代の投球を知る強敵は「投手・大谷」の復活をどう見ているのか。アストロズ所属時に対戦しているツインズのカルロス・コレア内野手に聞いた。
エンゼルスと同じア・リーグ西地区の強豪アストロズの主砲として、21年シーズンまで活躍したコレア。21日のドジャース戦では2回先頭打者として復帰後の大谷と初対決。鋭い当たりを放ったが、右直で打ち取られた。
「オオタニは今は手術から身体を戻している状態。ファストボールの速度もコントロールも良かった。現時点で彼はまだ2球種の男だと思う。エンゼルス時代にはスプリットやシンカーをもっと多投していた。武器は豊富だったけど、今はもう一度作り上げている段階。このまま仕上がれば、100%の投手ショウヘイ・オオタニになると思うよ」

対戦後、ドジャースタジアムのクラブハウスでコレアはこう話してくれた。3回に宝刀スプリットも解禁しているが、スライダーと速球主体の大谷を「2球種の男」と評していた。コレアとの勝負は3球いずれもファストボール。2球目のストライクはこの日最速の時速99.1マイル(約159.5キロ)を記録した。
「ファストボールは良かったよ。時速100マイルの速球を投げる投手は増えているけれど、彼の速球は強烈。スライダーに関しては、僕は今回打席で見てないからなんとも言えない。ファストボールしか投げて来なかったから。でもスライダーも悪くなかったと思う。素晴らしいピッチャーだ。まだ仕上がりは90%に届いていないと思うけれど、それでも依然として脅威的だよ」
ドジャース主砲という重責を担いながら大谷はマイナーではなく、メジャーの公式戦を舞台にリハビリ登板を進める離れ業を見せている。完璧に仕上がる前段階ながら、名手は「投手・大谷」を脅威と認定していた。
(THE ANSWER編集部)
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