台湾でも衝撃の人気ぶり、大谷を追う才女記者のドタバタ舞台裏 急遽Uターンも経験「パッキングの暇もない程でした」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)の本拠地ツインズ戦に「2番・DH兼投手」で先発。投手としては3回1失点、投げては初回の第1打席で中堅バックスクリーンに飛び込む35号2ランを放つ活躍を見せた。二刀流のスーパースターを追いかける各国メディアの中で、台湾の女性記者がいる。台湾における衝撃的な大谷人気を話してくれた。

ドジャースを追うアンジェラ・ウー記者
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)の本拠地ツインズ戦に「2番・DH兼投手」で先発。投手としては3回1失点、投げては初回の第1打席で中堅バックスクリーンに飛び込む35号2ランを放つ活躍を見せた。二刀流のスーパースターを追いかける各国メディアの中で、台湾の女性記者がいる。台湾における衝撃的な大谷人気を話してくれた。
「台湾で大谷選手はスポーツ選手の全員の中で断然トップなんですよ」。ツインズ戦の記者席でこう話してくれたのは台湾メディア「J-con Taiwan」のアンジェラ・ウー記者だ。台湾生まれで米国の名門大卒の才女。ロサンゼルス在住でドジャースと、MLBのオフシーズンにはNBAレイカーズの番記者を務めている。
野球人気の熱い台湾だが、二刀流のスーパースター擁するドジャースの人気は凄まじいものがあるという。
「面白い話があります。ドジャースの試合は台湾のテレビ局は5チャンネルありますが、最大5チャンネルで生放送されるんですよ。理由? 大谷選手ですよ」

CTS、EBC、ELTA、そしてVideolandなどのテレビ局が、大谷や他のドジャースのスター選手を目当てに、試合を同時に中継したことがあるという。八村塁の所属する名門レイカーズなどNBAも台湾では大人気だが、「もっと面白い話があります。今年のNBAファイナル第5戦の日、ちょうど大谷選手が再び二刀流で先発登板する試合と重なったんです。もともとあるテレビ局はNBAファイナルの中継を予定していましたが、急遽、大谷選手が先発投手として登板する試合も同時に放送することにしたんです」とウー記者。NBAファイナルを録画対応する局もあったという。
「J-con Taiwan」以外に台湾のテレビ局などメディアにコンテンツを提供しているというウー記者は元々、NBAファイナルの開催地であるオクラホマシティで取材準備を進めていたが、試合前日の16日に会社と相談の上、急遽ロサンゼルスにUターン。大谷登板を取材すると決めた。「正直荷物をパッキングする暇もないぐらいでした」と過酷な日程変更を振り返っている。
テレビの中継日程も変えるほど、台湾での二刀流人気は長年に渡り培われたものだという。「高校時代から二刀流選手として人気。日本ハムでも台湾人の陽岱鋼選手がプレーしていたので、野球ファンはずっと大谷選手を見ていたのです。エンゼルス時代も台湾でテレビ中継されてきました。今、台湾人のメジャーリーガーはいませんが、その代わりに大谷選手の活躍をみんな楽しみにしているんです。二刀流のスーパースター。100年に1人の選手だと私も思います」とウー記者は話していた。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










