放送席も米記者も驚きの言葉

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日（日本時間21日）、本拠地ブルワーズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で2試合連続となる34号を放ち、3打数1安打2打点だった。チームは5-6で敗れた。34号は約4秒の超速弾だったが、LAメディアから混乱と仰天の声が届いていた。

　2-0からの3球目、真ん中低めの球を捉えるとレフト方向へ弾丸ライナーが飛んだ。打球速度108.7マイル（約174.9キロ）、飛距離378フィート（約115.2メートル）の当たりは一直線にスタンドへ飛び込んだ。バットがボールに当たって着弾するまで約4秒の超速弾だった。

　試合中継した米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、ドジャース元投手で解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏が仰天。「彼の打球は強烈すぎて、サイドスピンですらホームランになってしまいます」と打球の質に反応していた。

　米記者も驚き。地元ラジオ局「ESPNロサンゼルス」などに出演歴があるブレイク・ハリス記者はXに「ショウヘイは一体どうやってこれを本塁打にできたんだ????」と混乱気味に投稿していた。

　ブルワーズ地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・ウィスコンシン」では、実況のジェフ・レバリング氏が「彼の打球音は違うんですよね」と絶賛したように脱帽。「今季ブルワーズ戦で3発目。2戦連発です。ベッツが塁に出てオオタニがきっちり返しました」と戦況を伝えていた。