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大谷33号で“孤立”した被弾投手 敵地放送席が思わずかけた同情の言葉「唯一の友人が来て…」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で左中間スタンド上段に飛び込む33号2ランを放った。これが球宴後初の本塁打で、ナ・リーグトップに並ぶ一発。敵地の放送席は、思わず投手に「孤島にいるような感覚でしょう」と同情の言葉を並べた。

ブルワーズ戦の第2打席で今季33号を放ったドジャース大谷翔平【写真:ロイター】
ブルワーズ戦の第2打席で今季33号を放ったドジャース大谷翔平【写真:ロイター】

球宴後初アーチは33号特大2ラン、打たれた投手の心境は?

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で左中間スタンド上段に飛び込む33号2ランを放った。これが球宴後初の本塁打で、ナ・リーグトップに並ぶ一発。敵地の放送席は、思わず投手に「孤島にいるような感覚でしょう」と同情の言葉を並べた。

 大谷は初回の打席で空振り三振に倒れ、0-4の3回無死一塁で2打席目が回った。右腕ペラルタの初球、真ん中付近へのチェンジアップをとらえると、ライナー性の打球が中堅左へ伸びた。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離448フィート(約136.6メートル)の2ランとなった。

 ブルワーズの地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・ウィスコンシン」で実況するジェフ・レバリング氏は「初球のチェンジアップ、オオタニは見逃さなかった。この男はユニコーンです」と意気消沈。解説のティム・ディラード氏も「ペラルタのチェンジアップは最近ずっと良く、今日も良かったのですが、ど真ん中に入ってしまいました。打球速度114マイルですよ」と逆方向とは思えない打球に驚いた。

 さらに大谷の本塁打後、捕手のコントレラスが慌ててマウンドへ向かうと解説は「5万人もの人が叫んでいるんです。チームのトップ選手であり、MVPであり、球団をワールドシリーズに導いた男(大谷)に対して。この場は耳が聞こえなくなるほどの歓声に包まれています」と球場の空気を説明。「マウンドに立っている男は孤島にいるような感覚でしょう。唯一の友人である捕手が来てくれました。集中しなおして、一球一球しっかりと投げ切らなくてはいけません」と投手の心境を読み、思わず同情の言葉をかけている。

(THE ANSWER編集部)


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