後半戦初アーチ、33号でスアレスに並ぶ

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、本拠地ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で中堅左のスタンドに飛び込む33号2ランを放った。これが球宴後初の本塁打で、ナ・リーグトップに並ぶ一発。地元放送席は思わず吹き出して衝撃を伝えた。

　大谷は初回の打席で空振り三振に倒れ、0-4の3回無死一塁で2打席目が回った。右腕ペラルタの初球、真ん中付近へのチェンジアップをとらえると、ライナー性の打球が中堅左へ伸びた。打球速度113.9マイル（約183.3キロ）、飛距離448フィート（約136.6メートル）の2ランとなった。

　中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席も衝撃。実況のジョー・デービス氏が「左中間の空へ！　もう諦めろ！　どこまで飛ぶんだ！　なんて一撃だ！」と大絶叫で伝えた。ドジャースOBで解説のオーレル・ハーシュハイザー氏はリプレーを見ながら「フッ！」と思わず吹き出し、「こ、これは……わずかな人しか到達したことがない着弾点ですよ」と困惑しつつ驚いていた。