珠玉の「背面ショット」対決 テニスの凄技「どっちが上手い?」にファン“論争”
芝コートシーズンを迎えたテニス界。男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンでは、ミラクルショットが飛び出し、ATPワールドツアーの公式インスタグラムが動画付きで紹介。技ありの「背面ショット」を紹介するとともに、過去の名ショットの映像をつなぎ合わせて「どっちが上手い?」と問いかけ、ファンからは“論争”の声が上がった。
マーテラーVSクエバス…2つの曲芸的ショットにATPワールドツアーが“対決質問”
芝コートシーズンを迎えたテニス界。男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンでは、ミラクルショットが飛び出し、ATPワールドツアーの公式インスタグラムが動画付きで紹介。技ありの「背面ショット」を紹介するとともに、過去の名ショットの映像をつなぎ合わせて「どっちが上手い?」と問いかけ、ファンからは“論争”の声が上がった。
魅惑のプレーで沸かせたのは、世界ランキング122位・マクシミリアン・マーテラー(ドイツ)だ。
世界ランク8位のドミニク・ティエム(オーストリア)と激突した1回戦。0-1で迎えた第2セット、第2ゲームだった。相手のサービスから始まった攻防はネットプレーとなり、マーテラーは鋭いクロスショットに逆を突かれた。
これを懸命に追いかけ、足を滑らせ尻もちをつきながら何とか返したが、ティエムはガラ空きとなった後方にショットを放った。次の瞬間、神がかり的なプレーが飛び出す。
マーテラーはすかさず起き上がってターンし、後方に猛ダッシュ。ベースラインを大きく越えたところで、なんとかボールに追いついた。すると、ネットに背を向けたまま、ラケットを体の前から後ろに向かって一閃。ノールックで放たれたショットは相手のサイドライン際へ。
マーテラーのポイント……と思われたが、ティエムに拾われて残念ながらポイントは奪えなかった。しかし、曲芸的なスーパーショットにはファンからスタンディングオベーションで称賛の拍手が送られた。