MLBオールスターゲーム

　米大リーグのオールスターゲームが15日（日本時間16日）、アトランタで行われた。2回にはドジャースのクレイトン・カーショー投手が登板。大谷らスター選手たちがレジェンドの晴れ舞台を見守った。

　コミッショナーのロブ・マンフレッド氏による「レジェンド枠」で11度目の球宴に選出されたカーショー。2-0とナ・リーグがリードした2回から2番手で登板すると、ローリー（マリナーズ）を左直に仕留めた。ドジャース一筋で216勝をあげている左腕の姿を、ベンチから乗り出した大谷も見つめていた。

　続くゲレーロJr.（ブルージェイズ）からスライダーで見逃し三振を奪ったところで、デーブ・ロバーツ監督が自らマウンドへ出向いて、降板を告げた。集まったチームメートのハグやハイタッチなどで祝福されたレジェンド左腕には、観客席からも惜しみない拍手が送られた。

　イヤホンとマイクを付けて登板していたカーショー。ドジャース公式Xが「クレイトン・カーショー、レジェンドだ」と記して公開した動画内では、降板後に「よし……ありがとう、みんな。楽しかったよ」と内野陣に声をかける姿や、ロバーツ監督に「これ（ボール）もらっていい？」と尋ねて、「それは君のものだ」と告げられるシーンが捉えられている。

　コメント欄には、現地ファンから敬意を示すコメントが殺到している。

「クレイトンは絶対的なレジェンドだ！」
「史上最高の投手」
「素敵すぎる!!!!!」
「常に、そして永遠に！」
「なんて謙虚な人なんだ！」
「彼がレジェンドとされていて、本当に嬉しい。これは本当に最高だ」
「この男が引退するときは泣いちゃうよ」
「生ける伝説だ…終わりが近づいているのが怖い。まだ準備ができていないよ」
「デーブ、君は素晴らしい人だ。カーシュにこの瞬間を与えてくれてありがとう」
「野球にロマンを感じないわけにはいかない！」

　37歳のカーショーは、今季10試合に登板して4勝1敗、防御率3.38。今月2日（同3日）にはメジャー史上20人目の通算3000奪三振を達成している。