初回の打席で中前打…マウンドでの言葉が全て放送に

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日（日本時間16日）、米アトランタで行われたオールスターゲームにナ・リーグの「1番・DH」で先発出場。初回の打席で中前打を放った。ここでマウンドに立っていたタリク・スクーバル投手（タイガース）が思わず漏らした“放送禁止用語”に注目が集まっている。

　大谷が対戦したスクーバルは、昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた左腕。速球でカウント1-2と追い込まれたものの4球目、外角のスライダーに手を伸ばし、うまく拾って中前へ運んだ。

　スクーバルはマウンドでマイクをつけての登板。大谷に安打を許した瞬間思わず「Ah F*CK（ちくしょう）！」と漏らしたのもしっかり放送された。

　対戦中には、カウント0-1からの2球目、時速97.7マイル（約157.2キロ）の速球をファウルされた際に「ストライク先行させようとしたんだ。ここで勝負しようかな。どうだろうカル（ローリー）」と捕手に向けた声や、3球目、時速88.9マイル（約143キロ）のチェンジアップがボールとなった際の「スピンは良かったね」という声も拾われており、ファンを楽しませている。

　大谷の後アクーニャJr.（ブレーブス）も安打で続き、マルテ（ダイヤモンドバックス）の適時二塁打で2者が生還。ナ・リーグが先制している。