大谷翔平が掘り起こした125年で唯一の記録 投げただけで生まれた「メジャー初」も…際立つ異質さ
125年間で初の記録も
大谷は5月30日(同31日)、本拠地ヤンキース戦で今季21号ソロを放った。同時に60得点にも到達。「オプタスタッツ」は公式Xで「ショウヘイ・オオタニは、今シーズン60得点を記録した。MLBの近代野球で6月までにこの記録を達成した選手は他にいない」と指摘した。一般に、近代大リーグは1901年の2大リーグ体制発足以降を指す。大谷は125年間で初というハイペースで得点を重ねていた。
近代野球でのシーズン最多得点は1921年のベーブ・ルースが残した177。大谷は現在シーズン151得点ペースで更新は厳しい状況だ。しかし、2000年に152得点を挙げたジェフ・バグウェル以来、2000年代では2人目の150得点は射程圏内に入っている。
また、6月22日(同23日)のナショナルズ戦では、投手として1回無失点、さらに打席では7回に右翼線を破る3点三塁打、8回には26号2ランを放った。投手として出場した試合での本塁打は2023年8月23日のレッズ戦以来、669日ぶり。これにもラングス記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニが、登板した試合で少なくとも1本塁打、1三塁打を放つのは2度目。複数試合でこの記録をマークしたのは、少なくとも過去125シーズンで彼が唯一」と、大谷しか達成していないと紹介している。
○30号でMLB公式の記録系担当が大忙し
7月1日(同2日)の本拠地ホワイトソックス戦で今季30号を放った大谷。打球速度116.3マイル(187.1キロ)の超速弾で5年連続の“大台”に到達した中、様々な記録が生まれていた。MLB公式で主に記録系を担当するラングス記者は大忙し。Xでは約30分間で怒涛の7連投、「Ohtani」の名が実に29回も繰り返された。
「スタットキャストが導入された2015年以降のデータ(プレーオフを含む)によると、ショウヘイ・オオタニはドジャースの打球速度の上位14傑を占めている」という投稿では、この日の打球速度116.3マイル(187.1キロ)を含め、「Shohei Ohtani」が14個も並んでいる。
他にも、「116.3マイル 42度 これは2015年にスタットキャストが導入されて以降、打球角度36度以上で最速のホームランだった」と、高々と舞い上がった打球にもかかわらず、超速でスタンドインした異次元軌道のデータを紹介。先発登板した選手の本塁打数記録や、1番打者としての本塁打ペースなど様々な記録を一挙に紹介していた。
膨大なデータベースから様々な記録に着目する米球界。二刀流で唯一無二の活躍を続ける大谷はこれからも大昔の記録を掘り起こしてくれそうだ。
(THE ANSWER編集部)
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