[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

大谷翔平は「かなり迷惑」 味わった二刀流“完全体験”に敵地から漏れた本音「せめて早めに…」

米大リーグのドジャースは13日(日本時間14日)まで敵地でジャイアンツとオールスター前最後の3連戦を行い、2勝1敗で勝ち越した。大谷翔平投手は11日(同12日)の初戦で32号“スプラッシュ弾”。12日(同13日)の第2戦では「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、3回1安打4奪三振で無失点の快投を披露した。投打両方で大谷を「完全体験」した敵地メディアは嘆きの声を漏らしている。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

オールスター前最後の3連戦で生まれた光景

 米大リーグのドジャースは13日(日本時間14日)まで敵地でジャイアンツとオールスター前最後の3連戦を行い、2勝1敗で勝ち越した。大谷翔平投手は11日(同12日)の初戦で32号“スプラッシュ弾”。12日(同13日)の第2戦では「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、3回1安打4奪三振で無失点の快投を披露した。投打両方で大谷を「完全体験」した敵地メディアは嘆きの声を漏らしている。

 オールスター前最後の3連戦。同地区の宿敵ジャイアンツの本拠地に乗り込んだ大谷は投打で存在感を発揮した。11日の初戦は3回1死三塁、エース右腕ウェブから飛距離410フィート(約125メートル)の特大32号2ラン。右翼席を越え、場外の海へと突き刺さる「スプラッシュ・ヒット」となった。ボートを出して、ホームランボールを狙う人がいるほどの同球場の名物だが、日本人では初の偉業だった。

 ジャイアンツの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」の実況席は、この一発が飛び出たとたんに絶句。実況のデュアン・カイパー氏が「水へ向かって放ちました。ああ、なんてことだ」と語ると、12秒間の沈黙が訪れた。同局の試合後番組では、司会のボンタ・ヒル氏が「あれは凄かった。オラクル・パークのドジャーブルーがスタジアムを乗っ取りそうになっていました」と仰天していた。

 出演していたジャイアンツOBで、MLB通算821試合に登板したセルジオ・ロモ氏も「まあ、これがショウヘイ・オオタニ。極めて危険です。良い投球をしたとしても、彼はバレルゾーンに入れて、ダメージを与えてきますね」と大谷の恐ろしさを指摘していた。

 12日の第2戦では「1番・投手兼DH」で投打同時出場。3回1安打無失点、4奪三振1四球と快投し、連敗ストップに貢献した。同局の試合後番組では、球団OBで解説のジョージ・コントス氏が「相手として見る時は、かなり迷惑ですが、才能には感銘を受けざるをえません」と絶賛。「32本塁打を放ちながら100マイル(約161キロ)の速球を投げて三振を奪う。完全復活ですよ」と白旗を揚げていた。

 さらに同局は「ジャイアンツ、ドジャースとの2試合でショウヘイ・オオタニの完全体験を味わう」との見出しでウェブ記事も掲載。「ジャイアンツにとって問題だったのは、オオタニが支配的だったことではない」と指摘し、「ある程度それは予想していたが、せめて球数を増やして早めに降板させることを期待していた」と悔やんだ。

(THE ANSWER編集部)


CW-X

CW-X

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X CW-X
lawsonticket
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集