MLB公式が映像を公開

　米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は1月に日本人で初めて米国野球殿堂入りを果たした。今月27日（日本時間28日）に殿堂入り式典を控える中、MLB公式SNSは懐かしの“名演技集”を公開。日米のファンから「カッケ～！　初めて見た」「常に自然」「エミー＆オスカー賞に値する」といった反響が寄せられている。

　ある日、イチロー氏のもとにケイティという少女からファンレターが届いた。「サインがほしい」という内容の手紙にニコリとしたイチロー氏は「親愛なるケイティへ。素晴らしいファンでいてくれてありがとう。幸運を。イチロー」と英語で語りながら、ボールにペンを走らせる。庭に出て空に向かって投げたボールは、そのままケイティの部屋へ着弾。郵便に頼らず返信してしまった。

「イチローはカメラの前でスターだった」「これらのイチローコマーシャルを覚えている？」との文言とともにMLB公式Xが公開した映像。イチロー氏ならやりかねない……と思ってしまいそうな現役時代の3つのCMに再脚光が浴びせられている。2つ目の映像では、イチロー氏の広角打法を封じるために相手が10人以上の“援軍”を守備に就かせるも、「ノープロブレム」と間を破って三塁打にしている。

　最後のCMでは、バッターボックスから放った飛球を外野まで走って自ら背面キャッチ。「悪くないっしょ？」と余裕の笑みを浮かべている。自然な演技に米ファンからは「エミー＆オスカー賞に値する」「イチローはカメラの前で常にクールな存在感を放っていた」「イチローはアメージング」「常に自然。カリスマと一流さが全面に出ている」「彼は最高に面白い」と称賛の声が続出した。

　日本のファンからも「カッケ～！　初めて見た」「イチローさんCMもっと見たい」といったコメントが寄せられた。