イチローは「マドンナのようだ」 母国のフィーバーに米紙感嘆「日本で野球は王様」
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が21日のアスレチックス戦を最後に現役引退を表明した。ついにバットを置くことに決めた史上最高の安打製造機。米紙は日本のファンが“引退試合”に熱狂する姿から、「イチローはマドンナのようだ」と伝えている。
米紙が熱狂する日本のファンの様子をレポート
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が21日のアスレチックス戦を最後に現役引退を表明した。ついにバットを置くことに決めた史上最高の安打製造機。米紙は日本のファンが“引退試合”に熱狂する姿から、「イチローはマドンナのようだ」と伝えている。
メジャー通算3089安打。日本も含めると、史上最高となる通算4367安打を放ったイチロー。引退表明を海外メディアは続々と伝えているが、米紙「ワシントンポスト」は「日本で野球は王様であり、引退するイチロー・スズキは“マドンナのようだ”」と題して、日本での最後のイチローフィーバーぶりを伝えている。
「パフォーマンスに関係なく、日本のファンは彼がプレーする時だけでなく、空港に着いたときでさえ、大興奮する。多くの人がイチローのユニフォームを着ていた。マリナーズのダッグアウトの前にいた5人のファンは、“Ichiro 3000 Hits”とプリントされたオレンジのシャツを着ていた。1人の女性は、“Ichiro is life”と書かれたボードを持ち上げていた」
イチローのプレーを目の当たりにすることができる。日本人の多くのファンにとってはそれが至上の喜びだった。米紙の記者にとっては、その光景が強く印象に残ったようだ。