敵地ジャイアンツ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は12日（日本時間13日）、敵地ジャイアンツ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場した。5度目の登板で今季最長となる3回1安打無失点、4奪三振1四球と快投。米記者も「この男は怪物だ」と畏怖の念を抱いているようだった。

　大谷は0-0の初回1死でラモスを97.5マイル（約157キロ）、98.6マイル（約159キロ）の2球でカウント0-2と追い込むと、最後はこの日最速となる99.9マイル（約161キロ）の高めのストレートで空振りを奪った。続くメジャー通算217本塁打の3番デバースからも空振り三振を奪って3者連続三振。3回にこの日初めての安打を許すも後続を抑え、二塁を踏ませない圧巻の投球を見せた。

　X上では米記者も次々と反応。米専門メディア「ドジャー・ブルー」に寄稿するダニエル・スターカンド氏は「ショウヘイ・オオタニは約2年間打者に専念した後、事実上MLBレベルでの投手としてのリハビリを続けている。その結果がこちら：9回5安打1失点、10奪三振2四球。この男は怪物だ（笑）」と驚きを隠せない様子だった。

　米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「彼の防御率は堅実な1.00。さらにリーグトップの32本塁打も放っている」と指摘。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者も「またもや良い登板だった」とし「先月に投手として復帰してから8回連続無失点。今日はストレートを多用し最速99.9マイルだった」と称賛していた。