日本の27歳卓球女子を中国称賛「太刀打ちできない」 世界4位倒した橋本帆乃香の独特スタイルに驚き
卓球の国際大会、USスマッシュが10日(日本時間11日)に米ラスベガスで行われ、女子シングルス3回戦で世界ランク23位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)が同4位の王芸迪(中国)と対戦。3-0でストレート勝ちするという番狂わせがあった。これに反応したのが中国メディア。27歳の橋本への賛辞が止まらない。

世界23位の橋本、4位の王芸迪を破る番狂わせ
卓球の国際大会、USスマッシュが10日(日本時間11日)に米ラスベガスで行われ、女子シングルス3回戦で世界ランク23位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)が同4位の王芸迪(中国)と対戦。3-0でストレート勝ちするという番狂わせがあった。これに反応したのが中国メディア。27歳の橋本への賛辞が止まらない。
中国メディア「文匯体育」は「1998年生まれの橋本帆乃香は大器晩成型と言ってもいいだろう」と称えた。
橋本はカットを得意とするプレーヤー。記事では「日本削球手」と表現している。競り合いで第1ゲーム(G)を先取すると、第2Gは巧みなカットで相手を翻弄。終始優勢に運び11-5で奪った。第3Gも橋本ペース。終盤粘られるも10-9でマッチポイントになると、約30秒のラリーの末、最後は強烈なバックハンドを打ち込んで勝利を決めた。
これを記事では「日本のカットマン橋本帆乃香の力強くスローな打球は、打ち破ることのできない壁のように立ちはだかり、王芸迪を苦しめた」と表現。橋本のキャリアを「昨年になって、女子ダブルスですばらしい戦績を挙げ、初めて人々の視野に入ってきた」と伝えている。
強国にとっても決して無視できない選手になっているようで「パリ五輪の後、中国女子卓球は全体的に低迷期にあったが、橋本は佐藤瞳とペアを組んでWTTファイナルズ福岡の女子ダブルスで優勝した。ここ2年、橋本帆乃香はWTTのトップレベルの下の大会で経験を積んできており、WTTのスターコンテンダーでは張本美和に敗れて2位となり、WTTの太原コンテンダーでは中国選手を3人立て続けに破り、世界ランキング1位に輝いたこともある朱雨玲(マカオ)を破って優勝した」と進化の足跡を紹介した。
さらに「WTTのトップレベル以外の試合で、橋本帆乃香は中国卓球チームの非主力選手にとって太刀打ちできない相手である」とし、パリ五輪後に中国選手を次々を破っていることを紹介。「橋本が前に中国選手に負けたのは2022年で、相手は日本選手の戦法をまねた何卓佳だった」とも伝えている。
また「卓球ネット」も橋本を「猛烈な勢いで力をつけているカットの達人」と紹介。「王は第3ゲームに力を振り絞って追い上げを図ったが、付け入るスキを見せない橋本帆乃香にマッチポイントを握られ、王は結局0-3で橋本帆乃香に完敗した。日本のカットマンの技術はすでに新しい高みに達していたようである」と称賛した。
(THE ANSWER編集部)
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