卓球日本女子が大番狂わせ、中国危機感「懸念すべき」 優勝候補3人が16強で敗退「近年珍しい」
卓球の国際大会、USスマッシュが10日(日本時間11日)に米ラスベガスで行われた。女子シングルス3回戦で、世界ランク23位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)が同4位の王芸迪(中国)と対戦。3-0でストレート勝ちするという番狂わせがあった。これに反応したのが中国メディア。強国・中国の“危機”を伝える報道が続く。

USスマッシュ、世界ランク23位の橋本が4位の王芸迪を倒し騒然
卓球の国際大会、USスマッシュが10日(日本時間11日)に米ラスベガスで行われた。女子シングルス3回戦で、世界ランク23位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)が同4位の王芸迪(中国)と対戦。3-0でストレート勝ちするという番狂わせがあった。これに反応したのが中国メディア。強国・中国の“危機”を伝える報道が続く。
中国メディア「SOHU」は「WTT USスマッシュ女子シングルス8強決定。中国と日本各3名。王芸迪は0-3で再び日本に惨敗」という記事を掲載した。
「USスマッシュで7月11日、日中大戦が繰り広げられ、対日本選手の戦績が芳しくない中国卓球の主力・王芸迪がカットマン橋本帆乃香に行く手を阻まれ、1ゲームも獲れず0-3で敗退した」と伝えた。これで女子シングルスは8強が決まったが、中国からは「女子三大選手」の孫頴莎(1位)、王曼昱(2位)、王芸迪(4位)が敗退し、陳幸同(3位)、蒯曼(5位)、陳熠(17位)の3名が勝ち残った状況だという。
続けて「中国卓球の残された3名が今回のUSスマッシュで女子シングルスの優勝を勝ち取ることはできるのだろうか。懸念すべき状況だ」と伝えている。
また「卓球ネット」も「女子シングルス8強が出そろったところで、世界ランキングトップ層の中国卓球選手の孫頴莎、王曼昱、王芸迪の3名が同じ日に相次いで敗退した。優勝候補の3名が同時に16強で敗退するのは近年では珍しい」とこの現象を紹介。さらに「中国卓球の主力選手が次々と敗退した背景にはいくつもの原因がある」として3つの問題を提示した。
「まずは環境に不慣れなこと、さらには試合のスケジュールも問題だ」として、主力選手が5月の世界卓球で高強度のゲームを行い、6月には国内のスーパーリーグに集中している現状を伝え「コンディションは完全には回復していなかった」とした。
さらに「技術的な変化も原因として考えられる」として「橋本帆乃香の回転のレベルアップ」を紹介。選手の力関係にも影響を及ぼしていると見ているようだ。
(THE ANSWER編集部)
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