全日本選手権2位の2人がカップル解消

　フィギュアスケートのアイスダンスで昨季全日本選手権2位の田中梓沙、西山真瑚組（オリエンタルバイオ）が11日、カップル解消を発表した。西山はアイスダンスを継続予定、田中は競技から引退するという。五輪シーズンに入った直後の電撃的な“解散”に、ファンも衝撃を隠せずにいる。

　2023年にカップルを結成した2人は“あずしん”の愛称で親しまれ、結成1年目から全日本選手権2位に。昨季もグランプリ（GP）シリーズ・NHK杯、四大陸選手権などに出場した。今年2月のアジア大会では銅メダルを獲得している。

　ともにインスタグラムでカップル解消を報告。西山は「困難も多くありましたが一緒に乗り越えてこれたこと、私を信じてモントリオールに来て一緒に競技をしてくれたこと、共に過ごした経験はどれも貴重であずさちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。あずさちゃん、本当にありがとう」と感謝を記した。

　田中は抱えていた故障が癒えたことを伝えつつ、競技からの引退も報告。「12年間向き合ってきたものとお別れすることはやはり悲しく、スケートから離れた私は何を考え過ごしていくのか全く想像がつきません。今はとりあえず自分を大事にし、ゆっくりしたいなと思います」とつづった。

　カップル解消の報告でフィギュアファンにも悲しみが広がり、ネット上では「とても寂しい…」「嘘だと言って」「カップル競技は難しい」「2人に明るい未来が訪れますよう」「ショックすぎる」「すごく素敵なカップルだったのに」「本人たちにしかわからない苦労が有るのだろうなあ」などと反応が相次いでいた。