観客が突然「気絶」→テニス世界1位女子が取った咄嗟の行動を英称賛「助けるため…」試合中に水を渡す【ウィンブルドン】
テニスのウィンブルドン選手権、世界ランク1位選手が取った行動が称賛を集めている。現地時間10日、女子シングルス準決勝でアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)がアマンダ・アニシモバ(米国)と対戦。猛暑に見舞われたセンターコートでは、試合中に観客が体調を崩す事態が発生していた。

世界No.1サバレンカの行動とは
テニスのウィンブルドン選手権、世界ランク1位選手が取った行動が称賛を集めている。現地時間10日、女子シングルス準決勝でアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)がアマンダ・アニシモバ(米国)と対戦。猛暑に見舞われたセンターコートでは、試合中に観客が体調を崩す事態が発生していた。
試合が突然中断した。第1セット序盤、暑さによってファンが体調を崩し、医療スタッフに治療を受ける事態に。ここでサバレンカはベンチに戻ると、おもむろに自分のバッグから水の入ったペットボトルを取り出し、反対側の客席へ届けた。咄嗟の行動に客席からは拍手が送られた。
英紙「デイリー・メール」が「猛暑に見舞われたウィンブルドン、センターコートで2件の医療緊急事態が発生、世界ナンバーワンのアリナ・サバレンカが準決勝を中断して水を手渡す」との見出しで記事を掲載した。
「サバレンカは、アニシモバとの女子準決勝で体調を崩した観客を助けるため駆け寄った」。記事では、センターコートでの試合は、気温30度を超える猛暑の中、女性が「気絶」したため5分以上中断されたと報道。「心配したサバレンカは、水のボトルとアイスパックを持って最前列の観客に手渡しに行った」とサバレンカの咄嗟の行動を称賛した。
さらに、別の観客が暑さで体調を崩し、傘で保護される事態が発生したそうだが、こちらはすぐにプレーが再開された。大会期間中には欧州を熱波が襲い、酷暑が続いている。男子シングルス1回戦では、カルロス・アルカラス(スペイン)が試合中、熱中症でダウンした観客のもとへ、自ら水を運んで救助する一幕もあった。
サバレンカはこの試合に1-2(4-6、6-4、4-6)で敗戦。しかし、過酷な環境の中で見せた対応が注目を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)
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